栃木県市貝町は、芳賀町・茂木町・益子町とともに芳賀郡に属する地域で、県の東寄りにあるこれら芳賀郡の地域は、総じて美しい田園風景があちこちに広がっているのが一つの特徴です。
中でも市貝町は、栃木県内に計25ある市町の内、最も人口が少ない地域で、県の中心である宇都宮市には50万人以上の方が住んでいるのに対し、市貝町の人口は約1.2万人です。
人が少ないということは、逆に言えばそれだけ田園風景や自然が多いということでもあり、道の駅に寄ったり、景色を見ながらドライブをすれば、きっと楽しめると思います😊
また、芝ざくら公園など県外からも人が訪れる人気の観光スポットもありますので、こちらのブログでは、市貝町とその周辺の観光情報・イベント・お祭り情報をご紹介させて頂きます。
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市貝町の観光情報
市貝町芝ざくら公園
市貝町芝ざくら公園は、市貝町屈指の観光スポットで、毎年春になると園内一面に鮮やかな芝桜が咲く人気のスポットです。
2006年4月に開園したこちらの公園では、18,000㎡もの広大な面積に、約20万株もの芝ざくらが植栽されているそうです😊
展望台から見渡す景色はまさに圧巻で、あたり一面に広がるピンク色の芝桜の他、赤、白、紫といった計4色の芝桜が咲いています。
芝桜は毎年4月上旬から5月上旬にかけて見ることが出来ますが、5月の始めになると少しずつ咲いていない場所が出てきますので、4月の中旬~後半が一番の見頃となっているようです。
観音山梅の里梅園
観音山梅の里梅園は、市貝町の観音山とその周辺に、計約三千本もの梅の木が植えられている人気の花スポットです。
品種の違いにより、一番早い梅は2月中から咲き始めるそうですが、一番多い白梅は3月中旬頃に一番の見頃を迎えます😊
先程の市貝町芝ざくら公園よりも早い時期に楽しめる花スポットですので、気になる方は是非ご覧になってみてはいかがでしょうか。
なお、こちらの梅園がある観音山には、次にご紹介する大慈山寿命院永徳寺や村上城跡といったいくつかの見所があります。
大慈山寿命院永徳寺
大慈山寿命院永徳寺は、梅園がある観音山を上った所にあるお寺で、現在は無人のお寺になっていますが、こちらにある千手観音堂は市貝町の文化財に指定されており、大変立派です。
そして、千手観音堂の中には千手観音立像が二尊安置されており、片方は秘仏であるため約60年周期でしか見ることができません。
なお、秘仏の千手観音立像の前回の御開帳は2010年のことでしたので、次に見ることができるのは約50年後となります😊
千手観音堂に施されている彫刻も大変立派ですので、観音山梅の里梅園にお越しの際には是非ご覧になってみてください。
村上城跡
村上城跡は、大慈山寿命院永徳寺と同じく観音山にある城跡であり、かつてここには村上城というお城があったそうです。
なお、古文書によると、1178年に平宗清が守る山城が落ちたとの記録があることなどから、もともとの築城年代は平安時代(794-1185)の末頃と考えられているそうです。
上の写真に写っている鳥居は、観音山を上っている途中にあるもので、ここから更に城跡の遺構を見ながら先へ進んで行くと、お城の本丸跡にも梅の木が植栽されています。
こちら本丸跡まで上ってくるととても良い運動にもなりますので、足腰に自信のある方は是非上ってみてください。
入野家住宅
入野家住宅は、今から約180年前に建てられた茅葺屋根の建物で、市貝町で唯一国指定重要文化財にも指定されている大変貴重なものであり、その姿は今も良好な状態で保存されています😊
そして、かつてこちらの家を建てた入野家の方は、もと武士の出自で、江戸時代初期から代々名主(村内において最も格式の高い百姓)を務めた家柄であったと伝えられています。
なお、入野家住宅は天保の大飢饉の頃に建てられたもので、人々の救済のために建てられたという、歴史的背景からして大変重要な遺産です。
これはどういうことかというと、例えば人々が食糧不足や働く場所がないという状況に困っている中、裕福な方々がこうして家を建てることが、失業対策につながるということになります。
天保の大飢饉の頃には、入野家住宅のような人々の救済の為に建てられた家や蔵が全国の色々な場所にあったそうで、そういった助け合いの精神を今に伝える大変貴重なものです😊
道の駅サシバの里いちかい
道の駅サシバの里いちかいは、栃木県内の22番目の道の駅として、2014年4月にオープンした比較的新しい道の駅です。
施設では周辺で採れた新鮮な農産物が販売されている他、市貝町とその周辺のお店の商品が色々と販売されています。
また、道の駅サシバの里いちかいのふれあいスペースには、らーめん麺蔵さんやカフェ三四八さんといったお店が入っており、そちらでいただけるお料理が本格的ということでも話題です。
↓らーめん麺蔵さんの↓
味玉特製魚介つけ麺
↓カフェ三四八さんの↓
野菜たっぷりキーマカレーセット
(+60円で温玉付きに変更)
どちらでいただいたお料理もとても美味しかったので、先にご紹介した市貝町の観光スポットなどへ行かれる際には、是非こちらでお食事をされてみてはいかがでしょうか😊
市貝町周辺の観光情報
茂木町にある馬門の滝
もし市貝町へ観光でお出かけされる際には、その周辺に何があるのかを把握しておくと、よりドライブを楽しめるのではないかと思います😊
そして、先に申し上げました通り、市貝町は芳賀町・茂木町・益子町と同じ芳賀郡の地域なので、この辺りを巡るコースがオススメです。
例えば、市貝町の道の駅サシバの里いちかいから、茂木町の道の駅もてぎまでは約7kmしか離れていないので、車なら十数分で到着します。
道の駅もてぎについてはこちらの記事でご紹介しておりますが、こちらも本当に美味しいものが色々あって、見ていて楽しい道の駅です。
↓道の駅もてぎの↓
ゆず塩らーめん
また、茂木町にある城山公園は、春は桜、夏の終わりには彼岸花、そして冬には蝋梅の名所として人気があります。
↓城山公園の蝋梅↓
蝋梅とは、冬の寒い時期に咲く黄色い花で、爽やかな甘い香りから人気があり、この時期に城山公園へ行くと本当に良い香りがします😊
なので個人的には、もし市貝町を見てからどこへ行こうかとなったら、茂木町の方へ行くコースがおすすめです。
市貝町と周辺のイベント・お祭り情報
市貝町で開催されるイベント・お祭り情報については、市貝町観光協会さんのページで詳しくまとめられていましたので、気になる方は是非まずはそちらをご覧になってみてください。
この他には道の駅サシバの里いちかいにて、2020年が第一回目の開催となる新しいイベント・サシバの里かかし祭りが開催されました。
↓市貝町のマスコットキャラクター↓
サシバのサッちゃんのかかし
サシバとはタカの仲間の渡り鳥で、市貝町はサシバの生息密度が日本一で、春から夏にかけて市貝町で子育てを行うことから、サシバのサッちゃんが町のキャラクターになっています😊
その他、道の駅サシバの里いちかいで開催されているイベントなどもありますので、そちらについては、道の駅サシバの里いちかいの公式HPのイベント情報のページからご確認ください。
市貝町周辺で有名なお祭りというと、毎年7月23日(予定)には益子町で手筒花火が見所の益子祇園祭が開催される他、その近くの芳賀町と茂木町でも夏になると花火大会が開催されます。
[aside type=”boader”]市貝町とその周辺で開催される
花火を含むお祭り
市貝町
サシバの里いちかい夏まつり
毎年8月下旬頃に開催(予定)
益子町
益子祇園祭
毎年7月23日に開催(予定)
芳賀町
芳賀町ロマン花火大会
毎年8月の第1土曜日に開催(予定)
茂木町
祇園祭ふるさともてぎ夏まつり
毎年7月下旬頃に開催(要確認)
この他益子町では、春と秋の年に二回陶器市(参考ページ)が開催される他、夏はひまわり祭りが開催され、秋にはコスモス祭りが開催されるなど、イベントやお祭りが多い印象です😊
花情報をまとめると
- 1月:茂木町の蝋梅(城山公園)
- 3月:市貝町の梅園
- 3月末頃:茂木町の桜(城山公園)
- 4月:市貝町の芝桜
- 4月上旬:益子町の菜の花畑
- 8月:益子町のひまわり畑
- 9月:茂木町の彼岸花(城山公園)
- 10月:益子町のコスモス畑
などがありますので、こういった場所を覚えておくと、それらを予定に入れながらより楽しい一日を過ごせるのではないかと思います😊
最後に
こちらのブログでは、市貝町とその周辺の観光情報や、イベント・お祭り情報について併せてご紹介させて頂きました。
芳賀郡方面には何回も訪れていますが、まだ自分も見いない場所もありますので、またご紹介したい場所ができたら追記したいと思います😊
栃木県というと日光や那須がよく知られていますが、芳賀郡の方ものどかで良い場所ですので、気になる方は是非観光してみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。