永徳寺|市貝町|御朱印|下野三十三観音|千手観音像を二尊安置

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栃木県芳賀郡市貝町

『大慈山寿命院永徳寺』

梅の花が綺麗に咲く観音山にあるお寺で、千手観音堂は市貝町の文化財に指定されています。

千手観音堂には千手観音立像が二尊安置されており、片方は約60年周期でしか見られません😊

こちらのブログでは、永徳寺の歴史や、御朱印についてご紹介させて頂きます。

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【基本情報】

住所 栃木県芳賀郡市貝町市塙3501
アクセス マップを開く
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目次

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大慈山寿命院永徳寺の歴史

永徳寺本堂

大慈山寿命院永徳寺は、西暦815年の開基と伝わる真言宗のお寺で、市貝町の梅の花の名所・観音山の中腹に堂宇があります。

下野三十三観音札所巡りの第十二番札所であり、千手観音堂は市貝町の指定文化財です。

↓千手観音堂↓

なお、こちらの永徳寺さんがある場所は、益子氏の出自である・村上新助良藤がかつて整備した村上城跡が残る場所でもあり

お寺の近くの階段から上っていくと、今もなお城跡としての遺構が残っていますので、是非永徳寺と一緒にご覧になってみてください。

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千手観音堂と千手観音立像

永徳寺の千手観音堂では、その名前の通り、御本尊として千手観音立像が安置されているのですが、実は千手観音像は二尊安置されています。

なぜ二尊かというと、御本尊の十一面千手観音立像と、もう一尊まえだちとしての千手観音立像があり、そのどちらも栃木県の文化財に指定されている大変貴重なものです。

ここで御前立とは、秘仏の御本尊の前にもう一尊別に安置して、参拝に訪れる人々に礼拝させるための仏像のことをいいます。

つまり永徳寺の千手観音堂には、普段見ることが出来る千手観音立像と、見られない秘仏の千手観音立像があるのです😊

普段見ることができない秘仏の千手観音立像は、行基菩薩(668-749)の作と伝わるもので、60年に一度一日だけ御開帳されます。

御前立の千手観音立像は、徳一大師(生年不詳-843)の作と伝えられていましたが、鎌倉時代(1185-1333)のものだそうです。

行基菩薩の作と伝わる秘仏の千手観音立像は、最新では2010年に御開帳されたので、次に見られるのはまだまだ先のことですね😊

ちなみに2010年の御開帳は、他の祭事と同じ年になってしまったことから、2年ずらして1948年以来62年ぶりだったそうです。

なお、秘仏の千手観音立像についてはこちらから、御前立の千手観音立像についてはこちらから、その詳細をご覧頂けます。

なお、現在見られる堂宇は領主千本大和守義貞(1565-1623)により修復されたもので、千手観音堂も1605年の再建だそうです。

千手観音堂は、施された装飾が大変見事である他、立派な絵馬額も奉納されていて、地域から大変大切にされてきたことが分かります。

写真に写る装飾は、中国の古事などを描いたものでしょうか、本当に素晴らしいものでした😊

千手観音堂は総ケヤキ造りだそうで、重厚感もあり、本当に沢山の方に見て頂きたいです。

御朱印

こちらの永徳寺さんは現在無住のお寺となっており、御朱印は檀徒代表の方のご自宅でいただくことが出来るそうです。

詳しくは、下野三十三観音公式HPのこちらのページからご確認ください。

また、永徳寺のある観音山は、春は梅の名所として親しまれており、過去には梅まつりの期間限定の御朱印をいただくことができました。

また春になりましたら、梅まつりの詳細から御朱印の情報をご確認してみてください。

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最後に

観音山の梅の花

こちらでは、市貝町の永徳寺の詳細や御朱印についてご紹介させて頂きました。

秘仏の千手観音立像は、単純に計算すると、次の御開帳は約50年先のこととなりそうです。

815年に造られたと伝わる大変貴重なものですので、この目で実際に見てみたいものですが、果たして生きていられるかどうか笑

なお、お寺のある観音山周辺には、計3000本もの梅の木が植えられていて、3月の見頃にお伺いすると、本当に綺麗でした。

下から見上げても、そして上から見下ろしてみても大変綺麗でしたので、気になる方は是非足を運んでみてください😊

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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