栃木県芳賀郡茂木町
『城山公園』
茂木町の城山公園は、かつて茂木氏が1190年代に築城した茂木城（桔梗城）の城跡です😊
園内では、桜、彼岸花、蝋梅（ロウバイ）など季節ごとに色々な花が咲くことから、町民の憩いの場として親しまれています。
こちらのブログでは、茂木町の城山公園について、園内の様子をご紹介させて頂きます。
[aside type=”boader”]【基本情報】
| 住所 | 栃木県芳賀郡茂木町小井戸付近 |
| 駐車場 | 70台 |
| アクセス | マップを開く |
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城山公園の歴史
こちら茂木町にある城山公園は、この地で初めて茂木氏を名のった茂木知基によって、1190年代に築城された茂木城の城跡です。
茂木知智は、大族・宇都宮氏の二代目当主として名を残す宇都宮宗綱を祖父に持つ人物で
1192年に父に茂木の地頭職を譲り受け、1199年までに城を作り上げたそうです😊
その後も茂木氏は代々受け継がれ、1585年には北条氏・結城氏らの連合軍によって一度は城を落とされてしまうものの、佐竹氏の援軍を得て見事奪回に成功しました。
ちなみに、初めて結城氏を名のった結城朝光は、茂木知基と同じく宇都宮宗綱を祖父に持つ人物であり、1585年の戦いにおいてはその子孫同士が戦っていたことになります。
その後1594年、佐竹義重の命によって茂木氏の16代・茂木治良が小川城へと移り、こうして茂木氏の支配は終わりを迎えます。
1610年には佐竹氏が秋田に移封となり、代わって茂木に入った細川興元が城下に陣屋（屋敷）を設けたため廃城となりました。
茂木城山公園では、曲輪・土塁・空堀など、茂木城があった当時の遺構が残されています😊
4月の桜
茂木町の城山公園は、茂木町屈指の桜の名所の一つとして親しまれており、4月になると園内の至る所で桜が綺麗に咲いています。
毎年桜が見頃を迎える時期にはふるさと茂木春まつりも開催され、多くの花見客で賑わいます。
とても見晴らしの良い場所にあり、桜に囲まれながら一望する茂木の街並みは大変綺麗でした。
9月の彼岸花
春は桜の名所として親しまれている城山公園では、夏になると赤い彼岸花が綺麗に咲くことから、彼岸花の名所としても人気です。
山の斜面に咲く彼岸花はまるで絨毯のようで、なんと50万本も咲くそうです。
そのため彼岸花の開花時期にも、沢山の方々が城山公園へと訪れます😊
園内の道の途中途中に、ゆずもくんのイラストが描かれた案内板がありました。
春とは全く景色が変わりびっくりしました。下から見上げても綺麗です😊
ちなみに栃木県内では、栃木市にある大柿花山や、鹿沼市の彼岸花群生地なども、彼岸花の名所として人気があります。
1月の蝋梅（ロウバイ）
城山公園は蝋梅（ロウバイ）の名所としても人気で、毎年1月になると、園内に植えられた100本近い蝋梅の花が咲きだします。
蝋梅とは、まだ肌寒い12月～1月に開花し始めるちょっと珍しい特徴の花で、実はバラ科の梅の仲間ではなくクスノキ目の植物です。
爽やかで甘い香りが特徴的で、園内もその良い香りで包まれていました😊
春の桜、夏の彼岸花、そして冬の蝋梅。
茂木町の城山公園では、季節ごとに色々な花を見て楽しむことが出来ます😊
ちなみに同じ栃木県内では、鹿沼市に日本一の巨木もある蝋梅の里があります。
園内紹介
茂木町の城山公園の園内を紹介いたします。
駐車場は三か所にあり、広いため、よほど人が多くない限りは駐車には困りません。
一番広い第三駐車場に車を停めると、城山公園のメイン広場へと通じる階段が見えます。
この階段をのぼると、芝生が手入れされた広場があり、こちらが茂木城の本丸跡になります。
桜が本当に綺麗でした😊
ここから再度第三駐車場の方へ戻ると、本丸側とは反対方向に橋が架かっています。
こちらは茂木城があった当時の出丸側であったと考えられているそうで、出丸とは、本城から張り出して設けられた曲輪のことだそうです😊
この橋を進むと屋根が設けられた展望台があり、のぼることができます。
実際に上までのぼってみると、こちらから見られる景色も大変綺麗でした。
以上、茂木町の城山公園の様子をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたか😊
ここへ来る途中の縦町通りには、茂木町で人気の色々なお菓子屋さんがありますので
そちらでお饅頭などを買って、城山公園で綺麗な景色を見ながらいただくと、良い休日を過ごせるのではないかと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。