栃木県には現在計25の市町がありますが、栃木県足利市と言えば、2016年~2021年まで連続で全国イルミネーションランキング1位に輝いているあしかがフラワーパークが有名ですよね😊
あしかがフラワーパークはそのイルミネーションに加え、春の藤の花も大変人気があり、それ以外の季節も含め、一年を通して色々な花が咲いていて本当に素晴らしい観光スポットです。
また、室町幕府初代征夷大将軍・足利尊氏も大切にした鑁阿寺をはじめ、歴史ある見所が沢山あり、散策するととても面白いです😊
そこでこちらのブログでは、そんな栃木県足利市とその周辺の観光情報について、イベントやお祭り情報も含めご紹介させて頂きます。
[aside type=”boader”]感染症拡大防止などの理由により公開状況が変わる可能性もあります。是非、実際に足を運ばれる前にご確認ください。
また、施設側のご都合等により、営業時間・定休日・施設の営業形態などに変更が生じる可能性もございます。
ご不明な点、ご確認したい点がある場合は、直接施設の方へお問い合わせして頂き、ご確認頂きますようお願い致します。
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足利市の観光情報
あしかがフラワーパーク
あしかがフラワーパークは、一年を通して花の名所として親しまれ、そして冬にはイルミネーションスポットとしても大変人気があります。
2014年1月には、アメリカCNNが選出した世界の夢の旅行先10カ所に、フィンランドのオーロラや、マダガスカルのバオバブの道とともに、日本で唯一選出された本当に凄い場所です😊
また過去には、日本で初めて、当時樹齢約100年を超えていた大藤の移植に成功したことでも話題となり、それ以外にも春の園内には色々な場所に藤の花が咲いていて本当に綺麗でした。
↓春の藤の花↓
そして季節は変わり、花が少なくなる冬になると、今度は園内いっぱいに光の花が咲く、イルミネーションの名所へと姿を変えます。
↓冬のイルミネーション↓
前述の通り、全国イルミネーションランキングにおいては2016年~2021年までの6年連続で1位に輝いており、いつ行っても楽しめる観光地です。
もし施設へ行かれる際には、園内で販売されている藤ソフトもおすすめです。
↓藤ソフト↓
藤の花を実際に食べたことはないのに、なぜか、藤の味がする!と感じる不思議なアイスなので、気になる方は是非いただいてみてください😊
[aside type=”boader”]【基本情報】
住所 | 栃木県足利市迫間町607 |
電話番号 | 0284-91-4939 |
営業時間 | 公式サイトから ご確認ください |
定休日 | 公式サイトから ご確認ください |
駐車場 | 有 |
アクセス | マップを開く |
料金 | 料金はこちら |
公式サイト | 公式サイトを見る |
鑁阿寺
鑁阿寺本堂(国宝)
鑁阿寺は、もともとは足利氏が住んでいた館跡で、室町幕府初代将軍の足利尊氏の御先祖様である足利義康という方が、1100年代半ばにこの地に足利氏の邸宅を構えたそうです。
後にその敷地内に鑁阿寺が建てられたのですが、そのため寺院でありながら、その周りには土塁と水掘がめぐらされており、日本100名城の1つにも選ばれている場所になります😊
境内には紅葉するモミジやイチョウの木もあることから、紅葉の名所としても親しまれており、本堂は国宝にも指定されていて、とても厳かな雰囲気を感じられる素晴らしい場所でした。
↓鑁阿寺の大銀杏↓
(とちぎ名木百選)
かつては徳川将軍家からも保護を受けていたそうで、徳川家五代将軍綱吉の母・桂昌院尼公が再建した多宝塔や、十一代将軍の徳川家斉の寄進により再建された御霊屋などもあります。
足利市、そして日本の歴史が詰まっている貴重な遺産ですので、足利市を観光される際には、是非その建物までよくご覧になってみてください。
ちなみに、こちら鑁阿寺のそばにあるカフェ八蔵さんのプリンは絶品ですので、鑁阿寺周辺で一休みしたい方は是非いただいてみてください😊
[aside type=”boader”]【基本情報】
住所 | 栃木県足利市家富町2220 |
電話番号 | 0284-41-2627 |
駐車場 | 有 |
アクセス | マップを開く |
公式サイト | 公式サイトを見る |
足利学校
足利学校は、日本最古の学校として知られ、かつてはなんと沖縄から来た生徒もいたそうで、長い歴史の中で学徒3000人以上を輩出。
スペインの宣教師フランシスコザビエルはここ足利学校を、日本で最も大きく、最も有名な坂東(関東)の大学として海外に紹介しました😊
↓学び舎として使われていた庫裏(くり)↓
710年から794年まで続く奈良時代の国学を起こりとする説をはじめ、足利学校の創建の年代についてはいくつか説があるそうですが
室町時代の1439年に、当時関東管領を務めていた上杉憲実が書籍を寄進し、学校を再興したところから詳しい記録が残されています。
また、敷地内にある足利学校遺蹟図書館には、上杉憲実が寄進した尚書正義と礼記正義書籍が所蔵されており、国宝に指定されています。
↓足利学校遺蹟図書館↓
それに加えて、上杉憲実の息子、憲忠が寄進した周易注疏と、北条氏政が寄進した文選も国宝に指定されており、計四種七十七冊もの国宝書籍が足利学校にて保存されているそうです😊
ちなみに足利学校は日本最古の学校ですので、つまり当時日本には学校ここにしかなかったことから、単に学校とだけ呼ばれていたそうです。
今の日本を作り上げてきた先人たちも学ばれた歴史ある足利学校、学び舎の茅葺屋根も素晴らしいので、是非ご覧になってみてください。
[aside type=”boader”]【基本情報】
住所 | 栃木県足利市昌平町2338 |
電話番号 | 0284-41-2655 |
駐車場 | 太平記館観光駐車場 をご利用ください |
アクセス | マップを開く |
料金 | 料金を見る |
公式サイト | 公式サイトを見る |
足利織姫神社
足利織姫神社は、産業振興と縁結びの神社として、県外からも多くの参拝客が訪れる人気のスポットで、宝永年間の1705年に創建されました。
織姫神社のある足利市は、奈良時代(710-784年)初頭に、足利地方から『ふとぎぬ』を献進したことに始まる織物の街として知られており
足利藩主戸田家初代の戸田忠利という方が、機織を司る神として知られる天御鉾命と天八千々姫命の二柱の神を勧請し、元々あった八雲神社へと合祀して織姫神社が誕生しました😊
↓足利織姫神社社殿↓
また、足利織姫神社の社殿へと続く階段には、男坂と女坂という二つのルートがあり、女坂の方には色鮮やかな七色の鳥居が設けられています。
社殿のある場所からの眺めも素晴らしいので、是非ご覧になってみてください。
[aside type=”boader”]【基本情報】
住所 | 栃木県足利市西宮町3889 |
電話番号 | 0284-22-0313 |
駐車場 | 有 |
アクセス | マップを開く |
公式サイト | 公式サイトを見る |
岡田のパンヂュウ
岡田のパンヂュウは、足利市の観光スポット・名物グルメとして親しまれており、鉄板で焼く半球状のアツアツカリふわの生地の中には、塩味のきいた滑らかなこしあんが入っています。
こちらのお店は交差点の一角にある御嶽神社(蔵王様)の境内で営業されており、移動式屋台なので、いつもお店があるわけではありません。
創業は大正時代にまで遡り、約100年にわたり営業されているお店で、まるでお祭りに来たかのような気分になれますし、なんと三個で百円!
とっても美味しいので、街歩きの際には是非いただいてみてください😊
[aside type=”boader”]【基本情報】
住所 | 栃木県足利市旭町584 |
営業時間 | マップから ご確認ください |
定休日 | マップから ご確認ください |
駐車場 | 有 |
アクセス | マップを開く |
鶏足寺
鶏足寺は、西暦809年に奈良東大寺の定恵上人という方によって開創された真言宗のお寺で、851年には円仁上人によって寺域が拡大されました。
↓鶏足寺参道↓
境内には、正和年間(1312年-1316年)建立の勅使門や、1732年に建立された彫刻が見事な護摩堂など、貴重な建築物が色々とありました😊
↓護摩堂↓
こちらの鶏足寺、もともとは世尊寺という名前であったそうですが
平安時代の武将・藤原秀郷による平将門討伐の際、世尊時の和尚は、秀郷の勝利を祈願し、法力で将門を倒すよう調伏の祈祷を命じられたため
土でつくった将門の首を供え、秀郷の勝利を連日連夜にわたり祈願すると、満願の日に、三本足の鶏が血にまみれた将門の首を踏まえて、高らかに喜びの声をあげている夢を見たそうです。
我に返った和尚が壇上を見ると、土首の三カ所に鶏の足跡がはっきりとついており、その後まもなく将門が討ち取られたことから、世尊時は勅命によって鶏足寺へと寺号が改められました。
藤原秀郷公は、唐沢山城を築城するなど栃木県佐野市にゆかりのある武将で、現在はその唐沢山城跡地にある唐澤山神社にて祀られています。
↓唐澤山神社↓
栃木県内には、鶏足寺の寺域拡大をされた円仁上人ゆかりの場所や、藤原秀郷公にゆかりの場所が色々な場所にありますが、その両方の方に縁のある鶏足寺は大変貴重なお寺だと思います。
静かで自然豊かな地域にあるお寺ですので、気になる方は是非参拝してみてください。
[aside type=”boader”]【基本情報】
住所 | 栃木県足利市小俣町2748 |
電話番号 | 0284-62-0276 |
駐車場 | 有 |
アクセス | マップを開く |
公式サイト | 公式サイトを見る |
足利市周辺の観光情報
佐野市の磯山弁財天からの眺め
栃木県足利市は、幅広く栃木県佐野市に隣接しておりますので、佐野市内にある場所で、足利市から近い周辺の観光地も併せて観光すると、より観光の幅が広がるのではないかと思います。
特に観光を目的としてあしかがフラワーパークへ行かれる方も多いと思いますが、あしかがフラワーパークは佐野市へアクセスしやすいので、佐野市も一緒に観光されるのがおすすめです。
佐野市の観光の際には是非一度訪れてみてほしいのが、あしかがフラワーパークからは約8.8km・車で15分ほどの場所にある出流原弁天池です。
↓出流原弁天池↓
出流原弁天池は、日本名水百選にも選出された透明度の高い湧き水が溜まって形成されている池で、その透明度の高さから、中を泳ぐ鯉が宙に浮いているようにも見える素晴らしい場所です😊
池のそばには売店もあり、そちらでは佐野名物のイモフライなどもいただけます。
↓左奥に見えるのが売店です↓
↓佐野名物のイモフライ↓
そして池のそばには、階段を上った先に社殿がある磯山弁財天という立派な神社もあります。
↓磯山弁財天↓
実はこちらの磯山弁財天は、鶏足寺の説明の際にご紹介させて頂いた藤原秀郷公が西暦948年創建された神社で、その境内では、弁財天の化身とされる蛇の石象や置物が随所に見られます。
なお、弁財天は古来より水神の性格を持ち、白蛇は水と関わりが深いとされていることから、出流原弁天池のそばにある磯山弁財天の蛇の石像は、全て白蛇で統一されているそうです😊
また、磯山弁財天の社殿は出流原弁天池のそばの山の中腹にあり、切り立った崖に造る懸造りという特別な技法によって建てられています。
↓離れた場所から見た懸造りの磯山弁財天↓
長い柱と貫で建物を固定することにより、なんと釘を1本も使用しないで組み立てているそうで、それでいてしっかりと安定感があり凄いです😊
↓懸造りの社殿↓
また、出流原弁天池と磯山弁財天の周りは、名水百選の湧水を沸かしたお風呂に入れる赤見温泉街となっており、いくつかの旅館が立ち並んでいて、お食事のみで利用できる場所もあります。
↓池のほとりにあるホテル一乃館さん↓
あしかがフラワーパークへ行かれる前に、こちら出流原弁天池のほとりに宿泊される方もいらっしゃるみたいですので、もし一泊であしかがフラワーパークへ行かれる際にはおすすめです。
そしてもし佐野市を観光するなら、やっぱり食べたいのが佐野ラーメンですよね😊
佐野ラーメンとは、青竹打ちのちぢれ麺と、醤油ベースのあっさりとしたスープを特徴とする栃木県佐野市発祥のご当地ラーメンで、市内には佐野ラーメンの名店が本当に沢山あります。
そんな数ある名店の中で特に人気があるお店の一つが日向屋さんというお店で、こちらはあしかがフラワーパークからもかなりアクセスしやすく、車で約10分の場所にありとても近いです。
↓日向屋さんのラーメン↓
こちら日向屋さんがある場所から更に佐野市内へと入っていけば、他にも沢山の佐野ラーメンの名店がありますし、佐野市の人気スポット・佐野プレミアムアウトレットなどもあります。
この他、佐野市の観光スポットはこちらでも詳しく紹介させて頂いておりますので、是非そちらも参考に足利市や佐野市を観光してみてください。
足利市のイベント・お祭り情報
栃木県足利市のイベント情報・お祭り情報については、足利市観光協会さんのイベント情報ページも大変参考になりますので、気になる方は是非そちらもご覧になってみてください。
こちらでは、屋台も出て沢山の方が訪れるような、足利市の代表的なイベント・お祭りについていくつかご紹介させて頂きます😊
まず、新年が明けてすぐに開催されるのが、徳正寺にて毎年1月13日に開催され、約300年にわたり続く伝統行事のまゆ玉市です。
本日、本城3丁目の徳正寺で「まゆ玉市」開催中。商売繁盛等を願うもので参道では「まゆ玉」が売られていて多くの人で賑わいます。祀られている虚空蔵様は丑・寅年の守り本尊。縁起物の達磨も販売しています。
— 足利市観光協会 (@ashikaga_kankou) January 13, 2018
時間:9時~20時頃迄
開催をご案内する花火の音がしてました(^^) pic.twitter.com/RNbyIloAE0
こちらは、織物に欠かせないカイコの成長を願う足利市ならではのお祭りで、1739年に虚空蔵堂を修復した時から続いているそうです。
足利市が繊維の街として栄えてくると、木枝に繭の形の米団子を付けた『まゆ玉』が縁起物として売られるようになったそうで、商売繁盛・家内安全のため多くの方が参拝されるそうです。
そして2月3日の節分の日の夜には、鎧・冑に身を固め坂東武者に扮した200人余りの行列が、法螺貝・陣太鼓を鳴らしながら大通りを行進する恒例行事、鎧年越が開催されます。
足利節分鎧年越。
— 古河史楽会(古河の歴史を楽しむ会)☆古河公方御城印販売中 (@kogashigakukai) February 5, 2023
古河公方足利氏のふるさとより本家足利氏のふるさとに古河史楽会七騎参陣!!
#鎧最高
#足利
#古河 pic.twitter.com/7gAzEYj5uv
鎌倉時代中期に足利義兼の孫・泰氏が一族の結束と勢力を誇示する為、坂東武者500騎を鑁阿寺南大門に勢揃いさせたという故事にちなみ、戦前から開催されていたという伝統的な行事で
織姫公民館から鑁阿寺までの約1.3kmを約一時間かけて勇壮に練り歩き、足利氏代々の供養、そして足利市の繁栄を祈願します。
そして季節は変わり、夏になると、7月下旬~8月上旬にかけて、七夕飾り・夜店まつり・足利花火大会が一気に開催されます。
本日8/3、明日8/4 七夕祭り 北仲通りでは夜店まつりが午後5時30分から午後9時30分まで、お店、歩行者天国、アトラクションが行われます。織姫神社では七夕奉納イベント、和太鼓が18時〜ミュージカル足利物語〜七つの願い〜は18時25分から行われます。入場は無料です。 pic.twitter.com/eZcnftM2HB
— 足利通一商業会 (@tuiteru246) August 3, 2017
夜店まつりは足利花火大会の前夜祭として二日間にわたり開催されるお祭りで、花火大会は開催100回以上の伝統あるイベントです。
足利花火大会③(終)
— ひでまさ Hidemasa (@Hi_DesignFocus) August 11, 2019
最後はナイアガラも見れました😆#足利花火大会 #花火 #東京カメラ部 #PASHADELIC #Fireworks pic.twitter.com/Kx83KCwalr
足利市の花火大会は、打ち上げ数約3万発と、関東屈指の規模を誇ります😊
そして11月19日・20日には、恵比寿様を祭る西宮神社にて恵比寿講という大きなお祭りが開催され、参道には沢山の露店が軒を連ねます。
今日は足利市西宮町、西宮神社の恵比寿講祭りです。子供の頃から毎年お参りしてます(^^) #足利市 #恵比寿講 pic.twitter.com/pimG3W3gCw
— amineco (@primochan1113) November 19, 2017
恵比寿講はその名前からも分かるように恵比寿様を祭るところから始まったお祭りで、期間中は開運や商売繁盛を願う参拝客が訪れます。
なお、足利市の西宮神社は足利七福神巡りの一社で、えびす神社の総本社・兵庫県西宮市の西宮神社より勧請・創建されたそうです。
そして冬になると、今度は冬の花火として親しまれている足利ほほえみ花火が開催されます。
栃木県足利市で実施されたあしかがほほ笑み花火🎆
— おーわ (@mof_mof08) December 19, 2020
寒空の下で行われた結婚式、そして夜空を彩る花火は見る者にたくさんの「ほほ笑み」をもたらしてくれました☺️#あしかがほほ笑み花火 #栃木県 pic.twitter.com/T8Lk0XhvHo
もともとはクリスマス花火として開催されていたイベントだったそうですが、コロナ禍でも子どもたちに笑顔になってほしいという思いから、足利ほほえみ花火と名前が変わったそうです😊
会場にはキッチンカーの出店もある他、歌唱などのイベントも開催されるそうです。
気になるイベントがある方は、足利観光と併せて是非ご覧になってみてください。
最後に
こちらのブログでは、栃木県足利市とその周辺の観光情報や、イベント・お祭り情報について併せてご紹介させて頂きました。
足利市には、特に鑁阿寺や足利学校のまわりにとても歴史を感じるような風景・街並みが残っているので、歩いていてとても楽しいです。
まだまだ自分自身足利市で巡れていない場所もありますので、新たにお伺いしたら、こちらでもまたご紹介させて頂きたいと思います😊
最後まで読んで頂きありがとうございました。