夏の終わりを告げるように、9月の中旬から下旬にかけて咲き始める彼岸花。なお、俳句の世界では彼岸花は秋の季語だそうで、秋の彼岸の時期になると咲くのが名前の由来だそうです😊
別名『曼珠沙華(まんじゅしゃげ)』とも言いますが、この曼珠沙華とはサンスクリット語のマンジューシャカの音写だそうで、インドの仏教伝説においては天界の花として知られています。
そんな彼岸花・曼殊沙華が綺麗に咲く群生地・名所は日本の色々な場所にあり、栃木県にも、鹿沼市の群生地や茂木町の城山公園をはじめ、色々な場所に彼岸花が綺麗に咲く場所があります。
そこでこちらのブログでは、栃木県内の彼岸花の群生地・名所、そして彼岸花が綺麗に咲くお寺などについてご紹介させて頂きます。
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彼岸花群生地(鹿沼市)
栃木県鹿沼市中粟野地区の彼岸花群生地は、鹿沼市では言わずと知れた彼岸花の名所で、自然豊かな約10000㎡もの敷地に、色鮮やかな彼岸花がぎっしりと絨毯のように咲いています。
こちらの彼岸花群生地は粟野川という川のそばにあり、2019年には増水により水没してしまったそうですが、中・入粟野むらづくり推進協議会の方々が綺麗にしてくださったそうです😊
そんな地域の方々の手により守られている鹿沼市の彼岸花群生地、周りの自然も美しい場所ですので、是非ご覧になってみてください。
[aside type=”boader”]【基本情報】
住所 | 栃木県鹿沼市中粟野344 |
アクセス | マップを開く |
常楽寺(鹿沼市)
常楽寺は、先ほどの彼岸花群生地から約8.8kmの場所にある、同じく鹿沼市内にある彼岸花の名所として親しまれているお寺で、1190年に没した名医・中野智元をお祀りしています。
筆者がお伺いした際にはまだピークではなかったのですが、ピーク時には上の写真に写っている参道わきの蕎麦の花と一緒に、それを囲うようにして沢山の彼岸花が咲くそうです😊
鹿沼市・常楽寺
— happy-a7 (@happya73) October 7, 2020
彼岸花と蕎麦の花が見頃です。彼岸花の御朱印もありましたよ✨#常楽寺#鹿沼市#曼珠沙華#彼岸花#季節限定御朱印#御朱印#お寺#お花#栃木県 pic.twitter.com/Kg3cTKiAF4
蕎麦畑のそばの彼岸花はまだ蕾のものが多かったのですが、手水舎のそばの彼岸花や、本堂へと続く参道の彼岸花は綺麗に咲いていました。
上の写真に写っている通り、よく見かける赤い彼岸花だけではなく、黄色い彼岸花や、白い彼岸花もいくつか咲いていて綺麗でした😊
[aside type=”boader”]【基本情報】
住所 | 栃木県鹿沼市下粕尾949 |
電話番号 | 0289-83-0971 |
アクセス | マップを開く |
城山公園(茂木町)
茂木町の城山公園と言えば、栃木県の彼岸花の名所としてはとても有名な場所で、筆者がお伺いした際にも沢山の方が訪れていました。
城山公園はかつての茂木城跡で、山の上にある公園なのですが、その山の斜面いっぱいに彼岸花が咲いていて、びっくりするくらい綺麗です。
城山公園の個別記事の方でご紹介させて頂いておりますが、こちらは彼岸花だけではなく、春には桜の花が咲き、そして冬には爽やかな香りの蝋梅の花が咲く、まさに花の名所です😊
↓春の桜↓
↓冬の蝋梅↓
タイミングが合えば、是非そういった季節にも足を運んでみてください。
[aside type=”boader”]【基本情報】
住所 | 栃木県芳賀郡茂木町小井戸付近 |
アクセス | マップを開く |
簑沢彼岸花公園(那須町)
簑沢彼岸花公園は、自然豊かな栃木県那須町にある彼岸花の名所で、田園風景と山々に囲まれていて、景色も大変素晴らしい場所でした。
こちらは栃木県の本当に端の方で、かつて主要道路として用いられていた東山道沿いにあり、北へ約8.5kmほど進んだ場所には、奥州三古関の一つとして知られる白河の関跡があります。
かつてはそちらが東北地方への玄関口であり、白河の関跡は文化人たちにとって憧れの場所であったことから、松尾芭蕉をはじめとする数々の歌人・俳人がのちに訪れているそうです😊
松尾芭蕉もおそらくこちらのすぐそばを通ったと思うのですが、そんな簑沢彼岸花公園は美しい田園風景と彼岸花の組み合わせを見られる貴重な場所なので、是非訪れてみてください。
[aside type=”boader”]【基本情報】
住所 | 栃木県那須郡那須町蓑沢790 |
アクセス | マップを開く |
栃木植物園・大柿花山(栃木市)
栃木植物園・大柿花山さんは、園長さんが個人で運営されている植物園で、彼岸花だけではなく、季節ごとに色々な花が咲く植物園です。
彼岸花の季節になると、上の写真のようにいくつかの色の彼岸花が咲いている他、園内を進んで行った先に沢山の彼岸花が咲いていました。
詳しくは別記事の方でご紹介させて頂いておりますが、こちら大柿花山さんは、春になると花桃と桜の花が本当に綺麗に咲き、圧巻です😊
気になる方は、是非この春の時期の園内もご覧になってみてください😊
[aside type=”boader”]【基本情報】
住所 | 栃木県栃木市都賀町大柿60 |
電話番号 | 0282-92-0871 |
開園時間 | 公式サイトから ご確認ください |
入園料 | 公式サイトから ご確認ください |
定休日 | 無休 |
駐車場 | 有 |
アクセス | マップを開く |
公式サイト | 公式サイトを見る |
公式フェイスブックページ | 公式フェイスブックページを見る |
高平寺(栃木市)
高平寺は栃木市と佐野市にまたがるみかも山の東の麓にあるお寺で、お寺からは特撮シーンの撮影などでも有名な岩船山の様子もよく見えます。
↓奥に見えるのが岩船山↓
高平寺は、かつて天台宗の僧侶・慈覚大師円仁が9歳まで養育・修行されたお寺として伝えられており、お寺から北へ500mほど進んだ場所が円仁誕生の地として伝えられているそうです。
円仁は第三世天台座主を務められた方で、日本各地を巡りながら天台宗の布教活動を行い、そして円仁が開山や再興に関わったお寺の数はなんと500を超えるとも言われる凄いお方です。
こちらも、仁王門の前や境内に鮮やかな彼岸花が咲いていてとても綺麗でしたので、機会があれば是非ご覧になってみてはいかがでしょうか😊
[aside type=”boader”]【基本情報】
住所 | 栃木県栃木市岩舟下津原1457 |
電話番号 | 0282-55-2505 |
アクセス | マップを開く |
公式サイト | 公式サイトを見る |
万葉庭園(佐野市)
万葉庭園は、先ほどご紹介させて頂いた高平寺とみかも山を挟んで反対の西側にある彼岸花の名所で、住所も佐野市になります。
みかも山がかつて万葉集でも詠まれたことから、こちら万葉庭園は、その万葉集にちなんだ草花が沢山植えられている庭園です。
彼岸花の時期には、園内の池の周りに鮮やかな彼岸花がぎっしりに咲くため、みかも山をバックに綺麗な写真を撮ることが出来ます😊
こちらはみかも山公園内の施設で、みかも山公園西口駐車場が最寄りとなっています。
[aside type=”boader”]【基本情報】
みかも山公園西口駐車場
住所 | 栃木県佐野市黒袴町721 |
開園時間 | 公式サイトから ご確認ください |
アクセス | マップを開く |
公式サイト (みかも山公園) |
公式サイトを見る |
山下通り(小山市)
山下通りは栃木県小山市の間々田~乙女地区にかけて続く遊歩道で、大きな通りがそばにはないことから、おそらくあまり広くは知られていない穴場スポットだと思います😊
ちなみに、春にはこんなに綺麗な桜のトンネルができる桜スポットで、そばには田んぼが広がっており、清々しい気持ちになれる場所です。
↓春の山下通り↓
そして彼岸花の時期になると、この山下通り沿いに彼岸花が咲き始め、途中にある国指定史跡・乙女不動原瓦窯跡の付近に、特に沢山の彼岸花が密集して咲いていてとても綺麗でした。
国指定史跡ということからも重要な場所であることが分かりますが、こちらには今から約1250年前に、日本三戒壇の1つであった下野薬師寺に瓦を供給していた瓦窯があったそうです😊
[aside type=”boader”]【基本情報】
住所 | 栃木県小山市間々田・乙女付近 |
アクセス | マップを開く |
最後に
こちらでは、栃木県内の彼岸花・曼殊沙華の群生地や名所についてご紹介させて頂きました。
なお、彼岸花は場所やその年によっても咲く時期が変わったりしますが、大体9月中旬~終わり頃までの約2週間の間に見頃になる所が多いです。
また、同じ場所でも、その年の気候によって2週間ほどずれることがあります。そのため見頃の時期の見極めがなかなか難しい花でもあります。
そんなときにおすすめなのがTwitterの検索機能で、例えば『(地名) 彼岸花』で最新情報を検索すると、誰かが開花状況をツイートしてくれていたりしますのでとても参考になります。
例えばこちらのような感じです。『簑沢 彼岸花』で検索して最新情報にしてみました。
是非参考になれば幸いです😊
最後まで読んで頂きありがとうございました。