台林寺|栃木県小山市|しだれ桜の名所としても知られる天台宗の寺院

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栃木県小山市

台林寺

正式名称は『報恩山 理性院 台林寺』と言い、阿弥陀如来をお祀りしている天台宗のお寺です。

お寺の入り口には、樹齢100余年と言われるとても立派なしだれ桜があり、しだれ桜の名所としても親しまれています😊

こちらのブログでは、台林寺さんの歴史や、周辺の様子などをご紹介させて頂きます。

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【基本情報】

住所 栃木県小山市飯塚1582
電話番号 0285-24-3978
アクセス マップを開く
公式サイト 公式サイトを見る
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目次

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台林寺の歴史

台林寺の創建は、今から約400年前の元和年間(1620年頃)のことで、天台宗の僧侶・信祐法印による開山と伝えられています。

信祐法印という方は、1660年代の頃に現東京都上野の東叡山寛永寺より招かれ、現新宿の自證院というお寺の住職を務められており

この東叡山寛永寺とは、天台宗関東総本山として知られるお寺で、台林寺もこの東叡山寛永寺の末寺(直末)であったそうです。

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日光社参の復路として栄えた飯塚地区

台林寺のそばを通る壬生街道は小山宿から日光までを繋いでおり、かつては日光社参の将軍や例幣使が復路として使用したそうです。

例幣使が通る道と言えば日光街道が良く知られていますが、小山市喜沢に日光街道と壬生街道の分岐点があり、日光街道は往路に使われ、そして壬生街道は復路に使われたそうです。

そのため壬生街道は、西日光街道とも呼ばれ、江戸時代には壬生街道が通る飯塚地区も交通の要所として栄え、のちに小山宿~壬生宿の間の伝馬宿に指定されました。

飯塚に伝馬宿が設けられたのは、当時、小山宿~壬生宿までは距離が長く、人や馬による輸送が困難であったことがその背景にあり

その伝馬宿の建設に加え、思川沿岸の飯塚河岸建設にもあたった壬生藩家老の九津見定利のお墓が、今も台林寺の境内にあります。

春のしだれ桜

小山市から壬生町へと向かう途中に、台林寺さんの前を通る方もきっと多いと思います。

そして春になると、その入り口に見事に咲いている立派なしだれ桜が目に入り、きっとびっくりされる方も多いでしょう😊

私もこちらの道を通る機会が多いので、初めて見た時には本当に綺麗でびっくりしました。

台林寺さんのしだれ桜は、樹齢100余年というとても立派な桜で、枝いっぱいに咲く花が垂れ下がり本当に綺麗です。

小山桜百選にも選ばれている桜で、見頃の時期の夜にはライトアップもされています。

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斑入り椿

3月末に台林寺さんへお伺いした際に、本堂の前に咲いている椿のあまりの綺麗さに、思わずうっとりと見とれてしまいました。

鮮やかな赤に、気品のある白、そして赤と白が混ざった斑入り椿で、木そのものが椿としては大変大きくて、花がいっぱい😊

山門のしだれ桜も本当に綺麗ですが、こちらの椿も本当に綺麗で感動したので、是非多くの方に見てみてほしいと思います。

摩利支天塚古墳

台林寺から約300メートルの場所にある摩利支天塚古墳は、関東最大規模の前方後円墳であり、台林寺さんが所轄されています。

↓摩利支天塚古墳と菜の花↓

摩利支天塚の頂きには摩利支天が祀られており、摩利支天は古くは武士の間で信仰を集めたことから、今でも武道の関係者が、護身や勝利の祈願のために台林寺を訪れるそうです。

また、そのそばには琵琶塚古墳もあり、栃木県内では琵琶塚古墳が二番目の大きさを誇り、摩利支天塚古墳が三番目の大きさだそうです。

↓琵琶塚古墳と菜の花↓

築造年代については摩利支天塚古墳が先で、そのすぐ後に琵琶塚古墳が築かれたと考えられており、5世紀末または6世紀初頭にかけて二つの古墳が続いて築かれたと考えられています。

また、こちらの二つの古墳では、現在の栃木県にあたる下毛野国を治めていた首長が眠っているのものと考えられており、このような各地域の首長が眠る古墳をしゅちょうといいます。

なぜここに首長墓があるのかというと、今は県の中心と言えば栃木県の宇都宮市ですが、この古墳が築かれた頃は下毛野の中心がここ小山市飯塚付近にあったということのようです😊

摩利支天塚古墳・琵琶塚古墳ともに国の史跡に指定されており、春には菜の花が咲き、そしてそばには古墳資料館もありますので、気になる方は是非そちらにも足を運んでみてください。

日光を戦火から救った住職

日光市の本宮カフェ

1868年の戊辰戦争(旧幕府軍と新政府軍の戦い)の時、台林寺住職の宇都宮広亮は

日光山内に立てこもっていた旧幕府軍を説得し、会津方面へと落ち延びさせることにより、日光は戦火から救われたという話も残っています。

こちらのエピソード、板垣退助が関わっている話であることは知っていたのですが、台林寺の住職様も関わっていたのは初めて知りました😊

なお、旧幕府軍側の説得のための談判が行われた場所は、現在日光市にある築300年を超える建物で、本宮カフェというお店になっています。

最後に

こちらでは、しだれ桜の名所としても親しまれる台林寺についてご紹介させて頂きました。

山門のしだれ桜に加え、赤白が混ざった斑入り椿も本当に綺麗ですので、もしタイミングが合えば是非ご覧になってみてほしいです。

また、摩利支天塚古墳・琵琶塚古墳など、歴史的に重要な場所が周辺にありますので、気になる方は是非そちらもご覧になってみてください😊

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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