日光二荒山神社|下野國一之宮 |本社・中宮祠・奥宮|歴史や見どころ紹介

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栃木県日光市

日光二荒山神社

二荒山神社という名前の神社は、宇都宮をはじめとする全国各地にあるため、この日光市にあるものを特に日光二荒山神社と呼びます。

なお日光二荒山神社日光東照宮日光山輪王寺の3つは世界遺産にも認定されています😊

そんな日光二荒山神社は、本社・中宮祠・奥宮と離れた3カ所に分かれていますので

こちらのブログでは、日光二荒山神社の歴史について触れながら、その3か所それぞれについて詳しくご紹介させて頂きます。

目次

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日光二荒山神社の歴史

日光二荒山神社の創建は、今から1200年以上前の西暦767年にまでさかのぼります。

この当時、日光はまだ未開の土地であり、栃木県を代表する名峰・男体山の頂上に到達した者はまだ一人もいませんでしたが

二度の断念を経験しながらも、三度目の挑戦にしてついに登頂に成功した人物がいます。

それが、日光開山の祖・勝道上人です。

日光二荒山神社は、勝道上人が767年に男体山の神を祭る祠を建てたことが起源とされ

勝道上人は、767年、781年に登頂を試みるも、原始林に阻まれて失敗しますが、782年の3度目の挑戦で登頂に成功しました😊

↓男体山と中禅寺湖↓

そしてその登頂に成功した年、つまり782年には男体山の頂上に二荒山神社奥宮が建てられ

784年には、本社と奥宮の中間に二荒山神社中宮祠も建設されます。

そのため日光二荒山神社は、本社中宮祠奥宮という3か所に分かれています。

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日光二荒山神社・本社

下野國一之宮 日光二荒山神社 本社
【基本情報】
住所栃木県日光市山内2307
電話番号0288-54-0535
アクセスマップを開く
公式サイト公式サイトを見る

日光二荒山神社の本社は、徳川家康を祀る日光東照宮のすぐそばにあります。

日光東照宮入り口から、日光二荒山神社本社へと続いていく参道があります😊

下野國一之宮 日光二荒山神社 本社の参道

この参道を進んでいくと、境内へと入り口となる鳥居があります。

下野國一之宮 日光二荒山神社 本社の境内

日光二荒山神社本社は良い縁の聖地と言われており、男女の縁、お金の縁、仕事の縁、友人の縁など良い縁を結び幸せを導くとされています。

また、その境内には、縁結びの御神木や夫婦杉、親子杉など、歴史を感じさせる立派な杉の大木がいくつも生えています。

↓縁結びの御神木↓

下野國一之宮 日光二荒山神社 本社の縁結びの御神木

↓夫婦杉↓

下野國一之宮 日光二荒山神社 本社の夫婦杉

↓親子杉↓

下野國一之宮 日光二荒山神社 本社の親子杉

いったいどれだけの月日をかけてこれだけ大きく成長したのでしょうか、あまりの迫力に、思わず見上げてため息が出てしまいました。

日光東照宮の境内やその周りには、樹齢300年を超えるような杉の大木が沢山生えています。

↓本社拝殿↓

下野國一之宮 日光二荒山神社 本社の拝殿

なお、現在見られる拝殿は、1645年に再建されたものであると伝えられています。

日光二荒山神社・中宮祠

下野國一之宮 日光二荒山神社 中宮祠
【基本情報】
住所栃木県日光市中宮祠2484
電話番号0288-55-0017
アクセスマップを開く
下野國一之宮 日光二荒山神社 中宮祠の拝殿

日光二荒山神社中宮祠は、栃木県内最大の面積を誇る中禅寺湖のすぐそばにあります😊

なお、中宮祠は先ほどの本社から約16Kmも距離が離れているため、車を使わなければ移動できませんのでご注意ください。

この中宮祠は、男体山山頂の奥宮へと続く山道の入り口にもなっており、奥宮へと行く場合にはここで入山料を支払います。

下野國一之宮 日光二荒山神社 中宮祠の登山道入口
登山道入口

本殿や拝殿、中門、登山口の鳥居などが、県の重要文化財に指定されています。

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日光二荒山神社・奥宮

下野國一之宮 日光二荒山神社 奥宮

日光二荒山神社奥宮は、標高2486mに位置する男体山の山頂にあります。

中宮祠にある登山口から山頂までは5時間半程度かかるそうですので、登山する場合は準備を万端にして臨んでください。

奥宮へ行くだけでそれだけ時間がかかりますので、本社・中宮祠・奥宮を全て見ようとすると、一日がかりとなります。

登山道はとても険しいため、お怪我のないよう十分にお気を付けください。

勝道上人と日光

日光の歴史について知るうえで、前述した勝道上人は欠かせない存在です。

日光二荒山神社を創建したことも重要なことですが、のちに中禅寺となる神宮寺を建立したのも他でもない勝道上人なのです😊

中禅寺は中禅寺湖の名前の由来にもなり、現在は輪王寺の別院として管理されています。

また、何を隠そう中禅寺湖を初めて発見したのも勝道上人であると伝えられています。

中禅寺湖は、1周が25kmもあり、日本に1万2000以上ある湖沼の中でも25番目に広い湖。

そんな中禅寺湖も長い間発見には至らず、実は発見当時は魚もいなかったそうです。

ちなみに、勝道上人の父親は現在の栃木県知事にあたる下野国司を務めていたそうで、長い間子宝に恵まれずに悩んでいたところ

その妻が現在の栃木市にある満願寺の鍾乳洞に21日間こもり、祈り続けた結果、後に勝道上人となる子供を授かったといわれています。

↓満願寺の鍾乳洞↓

この出流山満願寺ものちに勝道上人によって創建され、鍾乳洞が奥宮となりました。

満願寺本堂は、筑波山の大御堂、奈良の輿福寺大御堂と併せて日本三御堂の一つとされています。

↓満願寺本堂↓

装飾が大変見事ですので、機会があれば是非こちらの方にも足を運んでみてください😊

下野國一之宮

こちらの記事でご紹介している日光二荒山神社は、下野國一之宮とされています。

いちみやとはある地域で最も社格の高いとされる神社のことで、下野國は栃木県のことです。

そして通常、この一之宮は1つしかないはずですが、記事の冒頭で触れた通り、栃木県内には宇都宮にも二荒山神社があり

日光二荒山神社と宇都宮二荒山神社の両方が下野國一之宮とされていて、どちらが本当の一之宮なのか決まった定説はないそうです。

↓宇都宮二荒山神社↓

なお、こちらの宇都宮二荒山神社は、第16代仁徳天皇の御代に創建されたものと伝えられる、約1600年の歴史の名社です。

どちらの神社もとても良い場所なので、気になる方は是非参拝してみてください😊

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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