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戦場ヶ原|星空の名所|名前の由来となった神話の戦いについて

栃木県日光市
『戦場ヶ原』
見晴らしが良い戦場ヶ原は、奥日光の標高約1400mの場所にある大湿原で、なんと東京ドーム85個分の約400haもの広さを誇ります。
そのため、夏でも涼しい風を感じることが出来る奥日光の人気観光スポットの1つです😊
湯ノ湖から戦場ヶ原にかけて、更にその先の竜頭の滝まではハイキングコースが続いています。
こちらのブログでは、戦場ヶ原の名前の由来や成り立ち、周辺の様子をご紹介させて頂きます。
住所 | 栃木県日光市中宮祠 |
駐車場 | 有 |
アクセス | マップを開く |
戦場ヶ原の成り立ち
奥日光と言えば、戦場ヶ原から車で約10分ほどの距離にある中禅寺湖も有名ですが
この中禅寺湖は、約2万年前に男体山が噴出した溶岩が川を堰き止めて誕生しました。
このような成り立ちの湖を堰止湖と呼び、中禅寺湖は周囲が25kmにもなる、巨大な湖へと成長していくこととなります。

この中禅寺湖が戦場ヶ原となんの関係があるのかというと、実は現在湿原である戦場ヶ原も、もともとは同じ堰止湖だったのです。
男体山の噴火で噴出した溶岩が湯川を堰き止めた結果、戦場ヶ原のもととなる巨大な湖が誕生したものと考えられています。
しかし戦場ヶ原の場合は、その後湖の上に土砂や噴出物が積もっていき、更にヨシなどの水生生物の遺骸が腐らないまま堆積し
長い年月をかけて徐々に陸地化し、巨大な湿原へと変化していきました。
名前の由来となった神話の戦い

戦場ヶ原というと、日本の歴史において、何か重要な戦いがあったためにその名前がつけられているような気がしますが
実際はここで人間が戦いをしたわけではなく、名前の由来にはある神話が関係しています。
その神話というのが、栃木県の男体山の神と、群馬県の赤城山の神が、中禅寺湖の領有をめぐり争ったというものです。
この神話に登場する神のうち、男体山の神は大蛇に姿を変え、赤城山の神は大百足に姿を変え、壮絶な戦いを繰り広げたと言います。
しかし、この戦いになかなか決着がつかなかったため、男体山の神はその子孫である弓の名人・猿丸という人物に助けを求めます。
その結果、男体山の神、つまり大蛇が見事大百足に勝利し、中禅寺湖の領有権は男体山の神のものとなったということです。
あくまで神話における話ではありますが、そもそも中禅寺湖は男体山が生んだ湖なので、領有権は男体山にあるはずです。
神話の結末が、実際の歴史の内容に沿っているのがこの神話の面白いところです😊
戦場ヶ原展望台

戦場ヶ原には、その様子が一望できる無料の展望台があります。
展望台へ行くには、まずはお土産処やお食事処もある三本松園地駐車場に車を停めましょう。
↓三本松園地駐車場↓

戦場ヶ原の展望台の入り口は、この三本松園地の横を通る道の反対側にあります。
↓展望台への入り口↓

この入り口を道なりに進んでいくと、戦場ヶ原展望台へと到着します。

大変見晴らしの良い場所ですので、奥日光へ行かれる際には是非見てみてください。
戦場ヶ原ハイキングコース
戦場ヶ原にはハイキングコースがあり、沢山の方がハイキングを楽しまれています😊
スタート地点は湯ノ湖を超えた先となっていますが、途中途中に合流ポイントもあります。
↓ハイキングコースマップ↓
戦場ヶ原の中に木道が整備されており、清々しい風を感じながら散策できます。

ハイキングコースの途中にある泉門池は、この3文字でいずみやどいけと読みます。
↓泉門池↓

池の向こう側には男体山が見えるこちらの場所は、池のそばにはベンチも用意されており、散策路の休憩スポットになっています。
星空の名所
戦場ヶ原は星空の名所としても知られ、天体観測の場所として人気があり、関東屈指の美しい夜空を観ることが出来ます。
標高が1400mと高い場所にあることから、光害の影響も少ないため、条件が良い日は天の川のまで見えてしまうのです😊

都心から戦場ヶ原へは、車を使うと約3時間ほどで行くことが出来ます。
昼は緑、夜には綺麗な夜空が広がる戦場ヶ原へ、皆さんも是非足を運んでみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。