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久保講堂|真岡市|ひな祭りに華やかな雛飾り・雛人形を展示

栃木県真岡市
『久保講堂』
こちらの久保講堂は、平成9年5月に、栃木県内にある建造物としては初めて国の登録有形文化財として登録された建物です。
1938年、美術評論家として知られる久保貞次郎氏の寄付によって真岡小学校講堂として建てられたのち、真岡小学校の体育館完成に伴い、1986年に現在の場所へと移築されました。
こちらの久保講堂は毎年2月になると真岡・浪漫ひな飾りのメイン会場として使用され、会場いっぱいに華やかな雛飾り・雛人形が飾られます。
なお、このイベントは、2020年の開催で第11回目となりました😊
こちらのブログでは、久保講堂の歴史や、真岡・浪漫ひな飾りの際の会場の様子などについて詳しくご紹介させて頂きます。
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【基本情報】
住所 | 栃木県真岡市田町1345-1 |
電話番号 (真岡市役所文化課) |
0285-83-7731 |
駐車場 | 広い無料駐車場があります |
アクセス | マップを開く |
真岡・浪漫ひな飾り 開催期間 (2021年) |
開催中止 |
↓駐車場↓
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国登録有形文化財|久保講堂

久保講堂は、真岡市出身の美術評論家・久保貞次郎氏の寄付によって建てられた建物で
その設計は、同じく文化財として知られる帝国ホテルを完成させた遠藤新氏が担当しました。
遠藤新氏は、20世紀を代表する建築界の巨匠、アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトの弟子の一人であり、遠藤氏が手掛けた作品は数多くが文化財に登録されています😊
そして久保貞次郎氏は、生前、跡見学園短期大学学長や町田市立国際版画美術館初代館長などを務められた人物であり
イタリアのヴェネツィアで1895年から開催されている現代美術の国際美術展覧会ヴェネツィア・ビエンナーレの日本代表も務められおり、現代美術に深くかかわった人物の1人でした。
真岡市の中心部には、今から100年以上前の明治40年に建築された久保家所有の久保邸があり、1階が真岡市の観光案内所になっています。
↓久保邸(観光案内所)↓

なお、その久保邸のそばにはお土産処があり、真岡木綿会館や岡部記念館などの真岡市内の主要な観光施設もあります。
真岡・浪漫ひな飾り

真岡市では2010年から、先にご紹介した岡部記念館や、久保講堂を会場として、市民から寄付された雛人形・段飾りを公開する真岡・浪漫ひな飾りが開催されています。
国の有形文化財である久保講堂の中に、全高6メートルにもなる26段飾りや
殿と姫の2つの人形がペアになった親王雛などが数多く並び、はまさに圧巻です😊
↓久保講堂に飾られた親王雛↓

また、会場の中心に飾られた50本を超えるつるし雛も大変華やかで、これは市内の森本征子さんや、愛好家の方々が手掛けた作品です。
↓久保講堂に飾られたつるし雛↓

つるし雛とは、高価な雛人形の代わりに、布の切れ端などを使って小さな人形を作るようになったのがその始まりで、かつてはこの人形をつるして子供の幸福を願ったそうです😊
会場の様子
真岡・浪漫ひな飾りの時期の会場の様子を、更に詳しくご紹介させて頂きます。
まず久保講堂ですが、こちらは普段は非公開の施設となっていて、真岡・浪漫ひな飾りの時期は無料で中に入ることが出来ます。


簡単な受付を済ませて中に入ると、久保講堂の中いっぱいに沢山の雛飾りが飾られています。

こんなに沢山の雛飾り・雛人形を観るのは初めてのことでしたが、1つ1つの飾りに表情があって、とても癒されました😊


この可愛らしい雛飾りは三番叟といって、伝統芸能の1つである舞を表したもので、五穀豊穣を願い、食べ物に困ることのないよう、豊作を願って踊っているのだそうです。

この可愛らしいエビは縁起物。他にも、鶴や亀などの縁起の良いものが雛飾りの人形になっており、沢山の種類があります。
そして会場の奥に見えるのが、20段を超える豪華絢爛な雛飾りで、近くで見ると圧巻でした😊

会場の脇には、苺の生産量が日本一でもある真岡市ならではの苺のつるし雛もありました。

赤い色には厄除けの意味があるそうで、この苺のつるし雛にもちゃんと意味があるんですね😊
以上、真岡市の久保講堂でひな祭りに開催されるイベント、真岡・浪漫ひな飾りの会場の様子について詳しくご紹介しました。
久保講堂は普段は非公開の施設と言いましたが、雛飾りの時期以外にも、盆栽展や書道展などの会場として利用されることがあるそうです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。