真岡木綿会館|木綿織物の産地真岡の歴史を現代に伝える観光施設

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栃木県真岡市

『真岡木綿会館』

真岡木綿の歴史は古く、江戸時代には、この真岡木綿が江戸で全国一の評価を得ていました。

真岡木綿会館の内部では、その真岡木綿を現在も綿わたから手作業で作っており、その作業工程を見学させていただけるほか、実際に機織りや染色を体験することもできます😊

真岡木綿会館のそばを通る道の反対側に久保記念館があり、その近くに市営の無料駐車場がありますので、お越しの際はそちらをご利用ください。

こちらのブログでは、真岡木綿の歴史や、施設についてご紹介させて頂きます。

【基本情報】
住所栃木県真岡市荒町2162-1
電話番号0285-83-2560
営業時間
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駐車場
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↓駐車場↓

真岡木綿会館の駐車場
目次

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日本の木綿織物の歴史

真岡木綿作りの道具

日本へは西暦799年に、愛知の三河に綿花が持ち込まれたと考えられていますが

もともとインドなどの暖かい地域に適していた綿花は日本の気候に合わず、当時は三河での栽培も定着しませんでした。

そのため永らく日本での栽培は行われていませんでしたが、それでも需要はあり、戦国時代には火縄銃の火縄や帆布用に綿が重宝されました。

そのため当時は輸入の綿に頼っていたものの、少々寒い地方でも育つ種子を入手したことから、16世紀に入ると日本でも綿花の栽培が本格的に始まることになります。

江戸時代に入ると、綿は麻や葛に比べて柔らかく・温かく・吸湿性や染色性にも優れていることから、木綿織物の衣類としての需要が高まり全国へと普及していきます😊

綿花の産地も増え、明治時代に入ると綿布の生産量はさらに増加し、1930年代には綿布の輸出量が世界一にもなりました。

現在は、静岡の遠州・愛知の三河・大阪の泉州が日本三大綿織物産地として知られていますが、現在国内に流通している綿布は、そのほぼ100%が外国製のものだそうです。

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木綿織物日本一の産地・真岡

真岡木綿の展示作品
木綿会館に展示された作品の一部

真岡木綿が隆盛を極めたのは、文化・文政・天保と続く、江戸時代後期のこと。

江戸の木綿問屋がこぞって真岡木綿を求め、なんとその仕入れ高の8割が真岡木綿であったという当時の記録も残っています。

さらと呼ばれる技術に優れた真岡木綿は丈夫で質もよく、絹のような滑らかな肌触りであるとして、たちまち江戸中で人気となりました。

真岡木綿会館で使用されている綿
真岡木綿会館で使用されている綿

晒しとは、織られた綿布を洗って臼で叩き、日光にさらす作業のことで、この作業を丁寧に行うことによって布についた糊が落ち、色の染まりが良くしなやかで上質な布になります😊

しかしながら、その後は外国産の安い輸入糸流入などによる影響から真岡木綿の生産は衰退していき、1945年から始まった太平洋戦争の後は一切の生産が行われなくなってしまいました。

真岡木綿会館での取り組み

栃木県真岡市の真岡木綿会館

しかし、真岡木綿の衰退から約40年もの月日が流れた1986年、真岡商工会議所が中心となって真岡木綿保存振興会(当時)が設立されます。

これをきっかけに真岡市では、綿花の栽培から糸紡ぎ、色染め、機織りといった以前のような木綿作りが再開されました。

真岡木綿会館の機織りの様子

その作業の様子を見ることが出来るのがこの木綿会館で、機織りや染色の作業を見学したり、実際に体験することも可能です。

真岡木綿会館には現在、栃木県伝統工芸士3名を含む計20名の機織り技術者が在籍しており、技術者養成講座なども開設されています。

また、真岡木綿会館に隣接するお土産処では、職人が時間と手間をかけて作り上げた木綿織物を購入することもできます😊

↓お土産処に並ぶ作品の数々↓

真岡木綿会館のお土産品
真岡木綿会館のお土産品

素敵な作品が沢山ありますので、是非ご覧になってみてください。

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もめん茶屋

真岡木綿会館には、食事もできる甘味処、もめん茶屋が隣接しています。

真岡木綿会館に隣接する甘味処のもめん茶屋

このとき、外も暑かったので、美味しいクリームソーダをいただきました。

その他にも、周辺には歩いて行ける距離にカフェやレストランなどがありますので、是非周辺も散策してみてください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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