#ad
舟定屋本店|足利市|浅草舟和とも深い繋がりのある芋ようかんが名物の老舗の和菓子屋さん

栃木県足利市
『舟定(ふなさだ)屋本店』
日本最古の学校として有名な足利学校や、本堂が国宝の鑁阿寺など、歴史的に重要な場所が残る足利市にあり、その最初の創業は明治にまで遡るという、大変歴史のある和菓子屋さんです。
舟定屋本店さんの名物として知られているのが、毎朝早朝から手作業でさつま芋の皮をむき作るという『元祖芋ようかん』で、足利市の銘菓・お土産品として長きにわたり愛されています😊
こちらのブログでは、そんな舟定屋本店さんの芋ようかんについてご紹介させて頂きます。
舟定屋本店

舟定屋本店さんは元祖・芋ようかんが有名な足利市の老舗の和菓子処で、筆者は小山市在住ですが、足利市の舟定屋本店さんの芋ようかんが美味しいという評判は前から耳にしていました。
実は、同じく芋ようかんが名物で東京都の浅草に本店がある舟和さんと、栃木県足利市にある舟定屋本店さんには深い繋がりがあるそうで
時は明治時代にまで遡り、東京都浅草で芋問屋を営んでいた初代・政吉氏の子で、二代目・定吉氏が”痛み芋を使って何か出来ないか”と友人の小林和助氏と相談したところから話は始まり
定吉氏と和助氏の二人のアイディアから誕生したのが、現在まで受け継がれる『芋ようかん』で、その後和菓子職人へとなられた定吉氏は、和助氏にもその作り方を伝授されたそうです。
そして定吉氏の方が浅草で舟定を創業し、のちにお店を和助氏へと譲り、定吉氏の方は大正時代に足利市へと移り現在の舟定屋本店を開き、和助氏は浅草の店名を舟和へと変えたそうです。
つまり東京都浅草の舟和さんと栃木県足利市の舟定さんは暖簾分けの関係で、まさに兄弟のような間柄の関係であり、今日に至るまで、ともに名物の芋ようかんの味を受け継いでいます。
浅草での舟定としての創業は明治32年(1899)にまで遡るそうですので、その後お店は別れながらも、100年以上にわたり芋ようかんを守り続けているというのは本当に凄いですよね😊
メニュー
明治32年創業、足利・船定屋本店の元祖芋ようかんをいただいている。これは本当にさつま芋の素朴な風味が最高。あえて言おう、イモであると! pic.twitter.com/u1KUDofHIv
— 森伸之 (@gooitch) June 19, 2020
舟定屋本店さんには、名物の芋ようかん以外にも、栗むしようかん、栗ようかん、足利織姫羊羹、おり姫最中、塩大納言、くず餅、おり姫くずきり、お赤飯などのメニューがあるそうです😊
なお、ご存知のない方もいるかもしれませんので補足させて頂くと、足利市は繊維業で栄えてきた歴史があり、舟定屋本店さんからすぐ所に織物の神様を祀っている足利織姫神社があります。
芋ようかんには、一本サイズや、箱入りでの販売、そしてカットサイズでの販売などもあったりしますので、その他の商品も含め、詳しいメニューは是非お店でご覧になってみてください。
通販・お取り寄せについて
舟定屋本店さんには、公式サイトや公式通販サイトなどはないようですが
お店にメニューや由緒が書かれたパンフレットが置いてあり、そちらにお電話でのご注文や、地方発送承りますとの記載もありました😊
発送場所などによりお届け日等に変化もある場合がありますので、通販・お取り寄せで食べたいという方は是非お電話してみてください。
商品紹介
舟定屋本店さんへお伺いさせて頂いて、元祖芋ようかんの一本サイズをお土産用に、そして元祖芋ようかんと栗むしようかんの詰め合わせのパックを自分用に購入させて頂きました。
↓元祖・芋ようかん一本サイズ↓
芋・栗むし詰合

ちなみにお日保ちは、一本サイズの方が冷蔵で6日間、パック詰めの商品が冷蔵で4日間とのことでした。ただし、美味しく食べるために当日中のお召し上がりがおすすめだそうです😊
↓芋・栗むし詰合↓

舟定屋本店さんの芋ようかんは、二代目定吉氏が自然の味を大切にと工夫を重ねて創案した秘伝の味を守り、さつま芋、砂糖、少量の塩のみというシンプルな材料で作られているそうです。
毎朝早朝から手作業でさつま芋の皮をむき始めるところから始まるそうで、お店でもらえるパンフレットの方に、実際に手作業でさつま芋の皮をむいているお写真が紹介されていました😊

早速いただいてみると、ほくほくとした触感、さつま芋の風味、香り、自然な甘さを活かしているのが本当によく分かり、美味しさを堪能しながらあっという間に一つ食べてしまいました。

甘さが控えめなのがやっぱり嬉しいポイントで、これなら一本サイズでも、一人ですぐ食べ切れてしまうと思うくらい大変美味しかったです。
また、調べてみると舟定屋本店さんの芋ようかんを焼いていただいている方も大変多くいらっしゃって、アイスと併せたり、バターと一緒にいただいている方などもいらっしゃるようです。
足利遠征のお土産。舟定屋さんの芋ようかん。そのまま食べても美味しいけど、焦げ目つく程度に焼いてバター乗せると夢の世界へ旅立てる😇 pic.twitter.com/cQkDG4ICmr
— みわ (@MiwaSugiyama) February 28, 2022
絶対に美味しいやつだ…と思いつつ、もう食べてしまったので笑、皆さんも是非そのままと焼きの両方で楽しんでみてはいかがでしょうか😊
そして元祖芋ようかんと栗むしようかんをダブルで楽しめるお得なパックでしたので、栗むしようかんの方も早速いただいてみました。

こちらも甘さは控えめで、大粒の栗も入っており、ほくほくした芋ようかんとは違ったこっくりとした食感を楽しめて大変美味しかったです😊

元祖芋ようかんが名物として有名なお店ですが、やっぱり他の商品も製法や美味しさにこだわって作られていることが分かりますので、また他の商品の方も改めていただいてみたいです。
ちなみに浅草の舟和と足利の舟定の関係性をご紹介させて頂きましたが、実は群馬県桐生市にも舟定屋さんがあり、群馬県伊勢崎市にも舟定さんがあって、芋ようかんを取り扱っています。
#芋ようかん のバター焼きできあがり。
— 畑 主税(髙島屋 和菓子バイヤー公式) (@wagashibuyer) June 15, 2020
表面がカリカリして、
内側がとろりとして美味しいの。
奥はそのままの冷たい芋ようかん。
なお、芋ようかんは、#桐生 の #舟定 さん。
和助さんが #舟和、定吉さんが舟定。#足利 の #舟定屋本店 さんから分かれて、#伊勢崎 と桐生にもあります。 pic.twitter.com/HF3A9qoYzW
これらもやはり支店ではなく暖簾分けで別れていった関係性にあるようで、和菓子屋さんについて調べてみると、こういった繋がりの発見があるのが本当に面白いところの一つですよね。
贅沢な願いではありますが、それぞれのお店の味を是非食べ比べてみたいものです😊
最後まで読んで頂きありがとうございました。