栃木県栃木市
『巴波川(うずま川)』
蔵の街として親しまれる栃木市、その市内を流れる巴波川は、かつて舟運によって栃木市の経済を支えていた非常に重要な河川でした。
東京、埼玉、千葉、茨城方面への物資輸送に利用され、川沿いには問屋が立ち並ぶようになり
そして物資の保管の為に蔵ができ、いつしか蔵の街並みが出来上がっていったのです😊
そんな巴波川は今でこそ舟運には利用されていませんが、遊覧船に乗ることが出来たり、毎年春には沢山の鯉のぼりあがり、今も蔵の街栃木市にとってなくてはならない存在です。
こちらのブログでは、そんな巴波川の魅力についてご紹介させて頂きます。
[aside type=”boader”]【基本情報】
遊覧船乗り場
住所 | 栃木県栃木市倭町2-6 蔵の街遊覧船待合処 |
電話番号 | 0282-23-2003 |
駐車場 | 3台 |
アクセス | マップを開く |
料金 | 公式サイトから ご確認ください |
公式サイト | 公式サイトを見る |
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巴波川と蔵の街
『蔵の街』の呼び名で親しまれている栃木市にある蔵の総数は、現在約200程度。
十分凄い数ですが、数十年前まではその約2倍の400もの蔵が立ち並んでいたそうです。
現在は、その蔵の一部が博物館や美術館として利用されており、栃木市にとってなくてはならない大切な遺産となっています。
↓とちぎ蔵の街美術館↓
そして、栃木市の巴波川沿いの景色の中で、おそらく最もよく知られているのが、巴波川とそのきわに立ち並ぶ塚田家所有の建物でしょう。
↓巴波川と塚田歴史伝説館↓
塚田家は、江戸時代後期の1840年代より、木材回漕問屋として財を成した家で、現在は塚田歴史伝説館として施設を開放しています。
施設内には、かつて舟運で運んでいた、今では中々手に入らないような貴重な木材も多数展示されており、かつてはこれを三日三晩以上かけて江戸まで運んでいたそうです。
↓館内に展示された木材↓
また、塚田歴史伝説館は映画やドラマの撮影スポットとしても有名で、医療ドラマ『JIN-仁-』や、小栗旬さん主演の『銀魂』など人気作品の撮影にも利用されています。
鯉のぼり(2020-2021)
2020
巴波川では毎年3月中旬〜5月上旬頃にかけて、鯉のぼりをあげるイベントが行われます。
鯉のぼりの数はいいこいにかけて1151匹。
色とりどりの鮮やかな鯉のぼりが、涼やかに風に揺られ、巴波川を彩ります。
そんな沢山の鯉のぼりがあがる巴波川をのぞいてみると、本物の鯉も沢山泳いでいました。
水の中を優雅に泳ぐ鯉と、風になびく鯉のぼりを眺めていると、とても風情があります😊
川を眺めていると、周辺に住んでいる方だと思うのですが、ここにナマズがいるよと教えてくださいました。色々な生き物が住んでるんですね。
泳ぐ鯉は人にも慣れているようで、写真を撮っていると、沢山集まってきました。
巴波川沿いでは鯉の餌も販売されていますので、巴波川沿いをお散歩する際は、是非餌をあげて楽しまれてみてはいかがでしょうか。
2021
2020年に引き続き、2021年にも、巴波川の鯉のぼりをみてきました。
2020年の紹介の方で、鯉のぼりの数はいいこいにかけて1151匹とお話ししましたが
鯉のぼりは、傷んだ鯉のぼりを毎年数百匹単位で新調しながら用意されているそうです。
それが2021年は、新型コロナウイルスの影響によって、遊覧船運休を行った影響から
収益が落ち込んでしまったため、計約500匹で範囲を縮小しての開催となったそうです。
しかし写真を見て頂いても分かる通り、鯉のぼりが減ったとは気が付かないくらい沢山泳いでいて、例年と同じように大変綺麗でした😊
むしろ、そんな大変な状況の中でも、こうして開催してくださったことに本当に感謝です。
遊覧船
巴波川をもっと満喫したいという方におすすめなのが、蔵の街遊覧船。
江戸時代を思わせる風景の中、約20分間にわたり、栃木市や巴波川に関するお話を聞きながら船に乗ることが出来ます。
受付所は塚田歴史伝説館の後ろ側にあり、そちらに遊覧船の利用者用の駐車場があります。
先にご紹介した鯉のぼりの時期にも乗ることができますので、おすすめです。
巴波川沿いには、和菓子屋があったり、公園があったり、昔ながらのお店もあり
お散歩してみるだけでも楽しめますので、是非ゆっくりと歩いてみてください。
巴波川沿いにある横山郷土館では、着物レンタルなども行っています。
最後まで読んで頂きありがとうございました。