栃木県大田原市にある
『那須神社』
西暦313~399年までの仁徳天皇の御代に創祀された約1600年の歴史を誇る那須神社は、もともとは金丸八幡宮と称していました。
境内には立派な木が立ち並び、本殿・楼門・石燈籠・手水舟・附 銅棟札(本殿附)などが国の重要文化財に指定されています。
また、弓の名手として知られる那須与一ゆかりの神社でもあり、那須神社のそばには道の駅 那須与一の郷があります😊
こちらのブログでは、那須神社の歴史や境内の様子、御朱印についてご紹介させて頂きます。
[aside type=”boader”]【基本情報】
住所 | 栃木県大田原市南金丸1628 |
駐車場 | 道の駅那須与一の郷の駐車場をご利用ください |
電話番号 | 0287-22-3281 |
アクセス | マップを開く |
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那須神社の歴史
那須神社の創建は、今から1600年以上昔の第16代仁徳天皇の時代と伝えられており
西暦806年まで続く延暦年中には、征夷大将軍の坂上田村麻呂が、八幡神である応神天皇を祀り金丸八幡宮と呼ばれるようになりました。
金丸八幡宮となったあとは、那須与一が特によく知られる那須氏の氏神として崇敬され、その後は黒羽城主大関氏の氏神として崇められました。
その後月日は流れ1873年、那須氏の氏神として信仰されていたこちらの神社は、那須神社へと改称されて今に至っています😊
現在の本殿・拝殿・楼門は、大関氏によって1577年に再興されたものだそうです。
金丸塚
本殿の裏には、金丸八幡宮の名前の由来になっている、かつて奈良別王が黄金の玉を埋めたとされる金丸塚があります。
奈良別王とは、前述した第16代人徳天皇の時代に、現在の栃木県にあたる下野を治める官職の下野国造として赴任した人物。
国家安定のため、こちらの場所に黄金の玉を生めて塚を築き、そして祠を築き
天照皇大神・日本武尊・春日大神を祀ったのが、那須神社の始まりとされています。
その後、那須神社がある一帯は金丸郷と呼ばれるようになり、那須神社の住所に含まれる南金丸という地名もこの金丸塚に由来しています。
江戸時代後期には、金丸塚の上の大杉に雷が落ちて三日三晩燃え続けたと伝えられ、その焼け跡は今も残っているそうです。
那須与一について
こちらは馬に乗り矢を放っている那須与一の像で、隣接する道の駅駐車場にあります。
那須氏は下野国那須郡発祥、藤原家の血を受け継ぐ一族であり、その中でも特によく知られているのが、二代目当主の那須与一。
ちなみに与一とは十あまる一ということで、つまり十一男を示す通称であり、この那須与一にはなんと十人もの兄がいました。
そんな中、1177年から始まった源平合戦においては、兄の十郎為隆とともに源氏方の源頼朝に付き、その弟である源義経に従軍。
そして那須与一の名を一躍有名にしたのが1185年の屋島の戦いで、平氏方の軍船に掲げられた扇の的を射落とすなどの功績をあげ、源頼朝より5カ国に荘園を賜ります。
この際、十郎為隆を除く九人の兄はみな平氏の見方であったことや
後に十郎為隆も罪を得たことから、十一男の那須与一が那須氏の家督を継ぐ事となりました。
その後那須与一は日本各地に逃亡していた兄達を赦し、領土を与え、下野国における那須氏の発展の基礎を築いたと言われています。
御朱印
那須神社の御朱印です。
那須神社の御朱印は、社務所裏手の宮司様のお宅でいだたけるそうです。
なお、那須神社は八溝山麓十寶霊場巡りの一社でもあり、霊場巡り専用の御朱印もあります。
こちらは那須神社の「八溝山麓十宝霊場御宝印めぐり」の御朱印。
— 匕〒''キ@ (@hideki27fc5) August 16, 2020
専用色紙じゃなくて御朱印帳に押してもらいました。
日付だけはセルフね。#那須神社#八溝山麓十宝霊場#那須与一#絵馬#御朱印 pic.twitter.com/zBEzBmiZOS
境内紹介
境内の様子をご紹介させて頂きます。
那須神社参道は背の高い木々に覆われていて、とても神聖な空気を感じます。
なお、毎年9月に行われる例大祭では、この参道で流鏑馬も行われるそうです。
参道をまっすぐに進み二つ目の鳥居をくぐると、狛犬や手水舎が見えてきました。
この那須神社の手水舟は1642年に黒羽藩主である大関高増によって奉納されたもので、国の重要文化財に指定されています。
↓手水舟(国の重要文化財)↓
こちらで身を清め、その先へ進むと、鮮やかな色彩の立派な楼門があります。
↓楼門(国の重要文化財)↓
ちなみにここ楼門の手前にある反り橋は少し滑るので、実際に足を運ばれる際には、転ばないように十分にご注意ください。
楼門は近くで見ると装飾まで実に見事で、日光東照宮の陽明門を思い出しました。
調べてみると、実際その造営には日光の大工が関わっていたそうです😊
そしてその楼門の先にあるのが、国重要文化財の石燈籠一対と拝殿・本殿です。
↓那須神社拝殿↓
1577建立とされるこちらの拝殿と本殿はかなり年季が入っており、それが神社ならではの歴史ある雰囲気を醸成していました。
こちらの那須神社には、社宝として那須与一が奉納したといわれる太刀もあるそうで
春と秋の例大祭に奉納される永代々神楽・獅子舞・流鏑馬なども良く知られています。
初めて観た…那須神社の流鏑馬(やぶさめ)✨
— あや (@mayakota_tsubu) September 19, 2016
雄渾素朴!!
カッコいいーーー!!!+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
小雨降る中、馬も乗り手もがんばってました。。
いやー、満足🤗✨来てよかった〜♪#那須神社例大祭#流鏑馬 pic.twitter.com/AJ4vd7qOBh
気になる方は是非足を運んでみてください😊
最後まで読んで頂きありがとうございました。