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荒井家住宅|栃木県矢板市|築350年の国指定重要文化財
栃木県矢板市
『荒井家住宅』
江戸時代初期の1670年代ごろ建てられた古民家であり、栃木県に残る民家としては最も古いものとされていいます。
母屋と表門が国の重要文化財に指定されており、国の重要文化財はこの荒井家住宅を含め、矢板市内にも四カ所にしかない貴重なものです。
なお、こちらの場所には現在も荒井家の方が住んでいらっしゃるので、見学の際には事前に連絡して許可をいただきましょう😊
訪問した際に管理人宅で許可を頂くこともできるかもしれませんが、家にいらっしゃらない可能性もありますので、事前に訪問する旨を連絡しておいた方が間違いありません。
こちらのブログでは、荒井家住宅の歴史や、施設の様子についてご紹介します。
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【基本情報】
住所 | 栃木県矢板市立足192 |
電話番号 | 0287-43-3247 |
駐車場 | 有 |
アクセス | マップを開く |
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荒井家住宅
荒井家住宅は、もともと庄屋を務めた家柄の荒井家の住宅であり、前述の通り栃木県に残る民家としては最古のものとされています。
この庄屋とはすなわち村長のことで、荒井家は村の事務を統轄する立場にありました😊
なお、荒井家住宅は一度火災に遭った記録が残っており、それが延宝年間の1676年のこと。
今この場所にある荒井家住宅は、その建築手法から考えると、火災から2~3年後に建てられたものとされていることから
当時のこの地方における民家を知る上で重要な遺例であることなどが高く評価され、国の重要文化財に指定されました。
見学の際の注意点
主屋の茅葺屋根
荒井家住宅は国の重要文化財ですが、個人の私有地に建てられていますので、見学の際には管理人宅へお断りください。
事前に連絡しておくと間違いありませんが、もし直接この場所に来た場合には、管理宅へ行き許可をいただきましょう。
筆者がお伺いした際には、家の方がちょうど外にいらっしゃったので、お声がけして中を見学させていただきました。
矢板市の周辺に関する情報などについても教えていただいて、とても話しやすく親切な方でした。
なお、ペット同伴での立ち入りはできませんので、予めご了承ください。
施設紹介
荒井家住宅の様子をご紹介します。
まず、荒井家住宅へと到着すると、最初に見えるのがこちらの表門。
荒井家住宅表門
桁行12.9m、梁間4.6mの長屋門で、屋根は木の薄板を幾重にも重ねるこけら葺となってます。
長屋門は、その昔武家屋敷や裕福な農家でみられた門の形式で、武家においてはこの門の両側の長屋に家臣などを住まわせていたそうです😊
荒井家住宅では現在この表門は閉じた状態になってますので、管理人宅の前を通り、門の反対側へ行ってみました。
荒井家住宅表門裏側
荒井家住宅ではこの表門と主屋が重要文化財になっていますが、その他に建てられた建物もとても年季が入っています。
改めて、表門の裏側から敷地内を見てみると、奥に主屋が立っています。
茅葺の屋根が見事な荒井家住宅の主屋は、建築から350年も経っているとは思えないほど綺麗でしっかりとしています。
荒井家住宅主屋
周りは山に囲まれていることもあり、ここだけ時代が違うかのようですね。
主屋は、桁行24.2m、梁間10.3mで、四方向に傾斜する屋根面をもつ寄棟造りとなっています。
中も見学させて頂くと、柱も立派で、まだまだ人が住めそうなしっかりとした造りでした😊
個人所有の施設ですが、今まで壊されることなく、350年もの間こうして残されてきたというのは大変素晴らしいことですね。
県内を見渡してみると、築200年くらいの建物などは見たり聞いたりしたことがありますが、民家で築350年となると、全国でもそんなに残ってはいないのではないでしょうか。
また、350年前となると、この家が建った時に生きていたのは、自分の御先祖様で考えると十代は遡るでしょうか…。もはや御先祖様の名前も記録も残っていないほど昔です。
ちなみに荒井家住宅と調べてみると、実は東京都の狛江市の方にも荒井家住宅という同じ名前の市の文化財があり、そちらは1700年代の後半に建てられたものだそうです。
今日の散歩日記-1 旧荒井家住宅 江戸時代の農家の面影を残す名主の住宅(東京都狛江市 市立古民家園(むいから古民家園)) pic.twitter.com/MC9yM7HOTr
— t.charmy (@charmy_t) July 3, 2015
どちらも大変立派で素晴らしいものであることは間違いありませんが
矢板市の荒井家住宅はそれより100年も古いものですので、本当によく残っていましたね…!
荒井家住宅が建ったころの出来事
350年前というと、その頃この日本で何が起きていたのか気になりますが
350年前の1670年代は、徳川家では四代目の徳川家綱が征夷大将軍を務めていた時代です。
この徳川家綱の父であり、徳川家三代将軍の徳川家光は、祖父で初代の徳川家康のことを深く崇敬し、日光東照宮を現在の豪華絢爛なものへと造り替えた人物として知られています。
その後は、家光自身も自分の墓である大猷院を日光東照宮のそばにつくり、そちらは現在世界遺産の日光山輪王寺の管轄となっています。
大猷院二天門
そして、家光の遺言により、この大猷院を作るよう指示したのが四代目の家綱であり、矢板市の荒井家住宅は、この大猷院が完成して間もない頃に出来た住宅のようです。
その頃この荒井家住宅に住んでいた方は、何やら日光に凄いものができたらしい、なんて噂していたのでしょうかね😊
栃木県で一番古い古民家、荒井家住宅。気になる方は是非足を運んでみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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