吉澤記念美術館|葛生で発見された伊藤若冲の菜蟲譜も展示

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栃木県佐野市

『佐野市立吉澤記念美術館』

こちらの吉澤記念美術館では、佐野市葛生の吉澤家の方が、江戸時代後期より5代・200年にわたって蒐集した500点余りの美術品コレクションなどを展示しています。

そのコレクションの中でも特に注目されてるのが、近年改めて注目されている江戸時代中期の絵師・伊藤若冲の晩年の代表作さいちゅう

吉澤記念美術館では、その原本を期間限定で公開することもあります😊

こちらのブログでは、伊藤若冲や、施設についてご紹介させて頂きます。

菜蟲譜の展示期間が知りたい方は、公式サイトをご覧頂くか、施設の方へ直接お問い合わせください。

【基本情報】
住所栃木県佐野市葛生東1-14-30
電話番号0283-86-2008
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目次

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伊藤若冲について

伊藤若冲像

『伊藤若冲像』出典:和樂

佐野市立吉澤記念美術館にて展示される菜蟲譜の作者・伊藤若冲は、どうしょくさいをはじめとする数々の名作を世に残し

美術史学者の秋山光夫氏による研究の着手とアメリカ人収集家ジョー・プライス氏による若冲作品の収集などから、近年になって再び注目されることとなった人気絵師です。

動植綵絵は、動植物を丹念に描いた全30幅から成る若冲の代表作であり、京都の名刹・相国寺へと寄進された後皇室御物となり、現在は宮内庁にて大切に保管されています。

↓動植綵絵の一部↓

動植綵絵の一部

出典:和樂

若冲は当時としては最高級の岩絵具をふんだんに使用して動植綵絵を描き上げたことから、200年以上たった現在でもその保存状態は非常によく、褪食もほとんど見られません😊

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伊藤若冲の代表作『菜蟲譜』

10代から絵師を目指し、85歳で亡くなるまで数多くの作品を残してきた伊藤若冲ですが

そんな若冲が残した作品の中には、約72年もの長い間行方知れずとなっており、幻の名作と言われた作品がありました。

それが、佐野市立吉澤記念美術館でも期間限定で展示されることがある、菜蟲譜です。

菜蟲譜は縦32cm横幅は11mもの長さがある、若冲にとっては唯一のけんぽん着色の画巻です。

その巻物を開いていくと、前半には四季の野菜や果物が描かれ、後半になると蝶や虫、爬虫類などの小さな生物が次々に現れます。

菜蟲譜の全体図はこちらからご覧頂けます。

この菜蟲譜は、1927年10月に恩賜京都博物館で開催された展覧会に展示されたのを最後に所在不明となっていましたが

1999年11月に、葛生・吉澤家の旧家より発見され話題となりました😊

伊藤若冲の晩年の代表作と言われており、展示期間中になると、菜蟲譜を一目見ようと多くの若冲ファンが足を運ぶそうです。

施設紹介

佐野市立吉澤記念美術館

佐野市立・吉澤記念美術館は、無料で入場できる葛生化石館に隣接しています。

佐野市立吉澤記念美術館の館内

受付の横には美術館のお土産品も販売されていますので、興味がある方は是非ご覧ください😊

佐野市立吉澤記念美術館館内のお土産品

吉澤記念美術館では

  • 近世・近代書画が計318点
  • 現代絵画が計72点
  • 近現代陶芸が計125点

合計515点の他、寄託品を収蔵しおり

その中から、企画展に合わせた40点ほどの作品を展示しているそうです😊

現在開催中の企画展の内容は、公式サイトの方からご確認ください。

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施設内(一部紹介)

佐野市立吉澤記念美術館の展示品

日本絵画が展示されている第3室のみ撮影させていただきました。

こちらでは、近代日本画壇の巨匠・寺崎広業が描いた傑作・紙本金地墨画 海浜富士図をはじめとする貴重な作品が展示されていました。

下の写真左手に見えるのが紙本金地墨画・海浜富士図で、県の有形文化財に指定されています。

佐野市立吉澤記念美術館の展示作品

美術館の中はとても静かで、ゆったりとした休日を過ごしたい方にはおすすめの場所です。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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