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総社 八雲神社|足利市|御朱印|森高千里さんの渡良瀬橋の聖地としても愛される近郷六十六郷の総鎮守

栃木県足利市
『総社 八雲神社』
これまでに数々の有名な武将も参拝されている1000年以上の歴史がある神社で、近郷六十六郷の総鎮守として、長きにわたりこの地を治めてきた足利氏からも大切にされてきた神社です。
森高千里さんが歌う渡良瀬橋の中に登場する八雲神社であることから、その曲の聖地としても親しまれ、森高千里さんのファンや、森高千里さんご本人もこちらへご参拝されています😊
こちらのブログでは、総社 八雲神社の歴史や境内についてご紹介させて頂きます。
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【基本情報】
住所 | 栃木県足利市緑町1-3776 |
電話番号 (社務所) |
0284-21-8801 |
電話番号 (授与所) |
0284-64-8864 |
駐車場 | 有 |
アクセス | マップを開く |
公式サイト | 公式サイトを見る |
↓駐車場↓
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総社 八雲神社の歴史

八雲神社の歴史は古く、日本武尊命(第十二代景行天皇の皇子)が東征の途中、出雲大社の御祭神を勧請したのが始まりとされています。
西暦869年には、清和天皇により東国第一祈願所とされ、京都の八坂神社、愛知の津島神社と併せた三神社が勅願所と定められ、疫病退散、国家安泰を祈らせた大変重要な場所でした。
西暦939年には、のちに東北を治める鎮守府将軍(武門の最高職)にもなられた藤原秀郷が、平将門との戦いを前に八雲神社にて戦勝祈願をされ、その後見事に将門を討ち取られました。
西暦1019年には、足利家綱(藤原秀郷の子孫で藤姓足利氏三代)が後一条天皇の許しを得て、学問の神様として広く崇敬される菅原道真公の霊を東国の地に初めて分祀されたそうです。
西暦1051年の前九年の役、西暦1083年の後三年の役に際しては、源頼義・源義家親子も八雲神社にて戦勝祈願をされており、のちに見事平定され、源氏は東国に勢力を確立されました。
そして西暦1084年には、源義家の子・源義国が、八雲神社を足利郡・梁田郡六十六郷(百六十三神社)の総鎮守と定められ、源義国の子である源義康がこの地で足利氏を名乗り始めます。
なお、先に登場した藤原秀郷の子孫で、足利成行を祖とし、足利成行、足利成綱、足利家綱…と続く足利氏を藤姓足利氏と呼ぶのに対し
源頼義・源義家の子孫で、足利義康を祖とし、足利義康、足利義兼…と続く足利氏を源姓足利氏と呼び、こちら源性足利氏の子孫に、室町幕府初代将軍になられた天下人”足利尊氏”がいます😊
流れとしては、藤姓足利氏が足利城を築き、この足利の地に領地を広げていき、のちにこの地の領主となった源氏が源姓足利氏となり、以降長きにわたりこの地を治められていたようです。
その歴史の中に登場する総社 八雲神社は、藤姓足利氏にも、源姓足利氏にもゆかりがあり、大切にされてきた神社であり、御祭神として素戔嗚男命(牛頭天王)をお祀りされています。
御朱印
総社 八雲神社の御朱印には、御祭神である素戔嗚男命が詠んだと伝わる、日本最初の和歌が記載されたデザインとなっています😊
普段御朱印を投稿することは無いのですが、この御朱印だけは、紹介したいです!
— 秋月冬華 (@fcc3kfqZuovP37D) July 5, 2021
八雲神社で頂いた御朱印なのですが、
絵が凄く気に入っています!!須佐之男様と妻の奇稲田姫様でしょうか!!そしてこの和歌もまた良きです!! pic.twitter.com/o43iEq9OoY
こちらの和歌は、素戔嗚男命が八岐大蛇に苦しめられている櫛稲田姫命を救い、妻として迎え入れ詠んだ日本最初の和歌とされており
八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣をと書き、櫛稲田姫命と新居を構える場所を見つけた際に詠んだ句とされ
幾重にも重なる雲が立ち上る この出雲の雲は八重垣のようだ 妻と住む宮にも八重垣を作っているよ そう八重垣を という意味だそうです😊
なお、素戔嗚男命が八岐大蛇を退治した際に、八岐大蛇の体から出てきた宝剣を、素戔嗚男命は姉である天照大神に贈っています。
この宝剣がのちの天皇家の三種の神器の一つである”草薙の剣”とされており
八雲神社の起源に深い関わりを持つ日本武尊命は、東征を前に伊勢神宮にいた叔母を訪ねた際に、草薙の剣を授かったとされています。
八雲神社の御朱印やお守りについては、公式サイトのこちらのページでもご紹介されておりますので、是非ご覧になってみてください。
森高千里さんの渡良瀬橋の聖地

森高千里さんの名曲、渡良瀬橋の曲の中で登場する八雲神社は、こちら足利氏緑町にある総社 八雲神社のことで、以降八雲神社はその渡良瀬橋の聖地としても愛される場所となっています。
森高千里さん自らも、八雲神社の方には何度も訪れているそうで、八雲神社境内には森高千里さんの記念植樹の藤があります。
足利の八雲神社、森高千里様御手植えの藤が根付いて立派に咲いていた。 pic.twitter.com/npqJnddSQ6
— かずっぽ (@thms_cmj) May 1, 2021
森高千里さんが植樹された藤の木は、足利市の藤の花の名所として知られるあしかがフラワーパークの大藤の子供なのだそうです😊
なお、曲のモデルとなった渡良瀬橋の方には、曲の歌詞が書かれた石碑が立っています。
足利市内の八雲神社
足利市には、こちらでご紹介させて頂いた足利氏緑町の八雲神社の他に、足利市大門通や、足利市通などにも、歴史ある八雲神社があります。
↓足利市緑町の八雲神社↓

↓足利市大門通の八雲神社↓

↓足利市通の八雲神社↓

下の動画では、森高千里さんが上の三つの八雲神社を巡る様子が紹介されています😊
一緒に渡良瀬橋も流れている動画となっていますので、是非ご覧になってみてください。
なお、上の動画の中では、足利市大門通の八雲神社→足利市通の八雲神社→足利市緑町の八雲神社(総社 八雲神社)の順に巡っています。
最後に

こちらのブログでは、足利の近郷六十六郷の総鎮守として崇敬され、森高千里さんの渡良瀬橋の聖地としても愛されている、足利市緑町の八雲神社についてご紹介させて頂きました。
なお、こちら足利市緑町の八雲神社は、2012年に火災により社殿が全焼してしまう被害に遭いましたが、その後新たな社殿が再建されることとなり、2017年に無事再建が完了しました。
↓八雲神社の新しい社殿↓

なお、新たな社殿は2013年の伊勢神宮の式年遷宮に伴い解体された月読荒御魂宮の社殿を譲り受け再建されたもので、伊勢神宮からこうして移築再建されるのは大変珍しいそうです😊
また、式年遷宮とは20年に一度社殿と神宝を新調して大御神にお遷りを願う伊勢神宮最大の神事であり、2013年の遷宮が62回目で、西暦690年から約1300年にわたり受け継がれています。
月読荒御魂宮は伊勢神宮125社の中の一社であり、伊勢神宮の御祭神である天照大神と、月読尊、素戔嗚男命は姉弟という深い繋がりのある神様で”三貴子”と呼ばれています。
再建に際しては、森高千里さんやファンの方々からも寄付や応援メッセージが多数届いたそうで、そういった人と人との繋がりや、神様の繋がりも感じられるような素晴らしい社殿です。
足利市を訪れる際には、皆様も是非参拝されてはいかがでしょうか😊
最後まで読んで頂きありがとうございました。