太平寺|那須烏山市|御朱印|駐車場|蛇姫伝説の残る古刹

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栃木県那須烏山市

太平寺(たいへいじ)』

今から約1200年前に、天台宗山門派の祖である円仁が開創した古刹です。

ここは、直木賞作家川口松太郎氏の小説・蛇姫様のモデルとなったひめのお墓がある寺院としても知られています😊

こちらのブログでは、太平寺の歴史や、駐車場、蛇姫伝説についてご紹介させて頂きます。

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【基本情報】

住所 栃木県那須烏山市滝395
電話番号
(那須烏山市文化振興課)
0287-88-6224
駐車場 近くに無料駐車場があります
アクセス マップを開く

↓駐車場↓

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目次

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太平寺の歴史

太平寺の創建は、西暦803年のこと。

征夷大将軍も務めた坂上田村麻呂が、蝦夷討伐の大願成就を祈願し、この地に堂宇を建立したのが始まりであると伝えられています。

その後848年になって、最澄や空海とともに入唐八家の1人に数えられる僧侶、慈覚大師円仁によって再興されました😊

この円仁は日本で初めて大師号を賜ったとされる高僧で、現在の栃木県壬生町の生まれです。

その後は、烏山城主を務めた那須氏によって篤く信仰され、江戸時代に入ってからは烏山に入部した大久保氏の菩提寺となりました。

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蛇姫伝説

於志賀姫(蛇姫様)の墓

太平寺は、川口松太郎原作で、映画にや時代劇にもなった小説蛇姫様のモデルとなった姫が眠る、蛇姫伝説の地としても知られています。

蛇姫とは、烏山藩主大久保氏の二代目、大久保忠胤の四女であった於志賀姫という人物です。

伝わるところによれば、その昔、烏山藩の家老が焼き物を売ってお金儲けをしていることに藩主が気づきますが、藩主は病床に伏しそれを止めることが出来ませんでした。

すると、これを知った娘の於志賀姫が嫁ぎ先の家から帰ってきましたが、姫が邪魔な家老は毒入りの食事を与えて暗殺しようと試みます。

しかし、姫に仕えていたおすがという人物がそれを助け、それからというもの、姫は何度もおすがによって助けられました。

しかし、これを邪魔に思ったおすがの方が命を奪われてしまいますが、その後は姫の危ないときにはいつも黒い蛇が現れ助けてくれました。

それからというもの、この於志賀姫は蛇姫様と呼ばれるようになったそうです。😊

小説の蛇姫様では、烏山藩初代藩主大久保常春の娘、琴姫がモデルとなっており、これを原作とした時代劇は、家を乗っ取ろうとする国家老一派をやっつける痛快な作品になっています。

また、この話はまんが日本昔ばなしの姫と白蛇という話の題材にもなっています。

まんが日本昔ばなしの方では、登場するのは黒蛇ではなく白蛇で、姫もまた命を奪われてしまったというまた違ったストーリーになっています。

大蛇伝説

蛇姫伝説の残る那須烏山市のこの地には、もう一つ大蛇にまつわる伝説も残されており、太平寺は蛇と深い関りを持つお寺です。

この大蛇というのは、太平寺のすぐそばを流れている江川にかかる龍門の滝に住むと言い伝えられていた大蛇のことで

話によれば、滝の中段には二つのおうけつがあり、そこに大蛇が住むという伝説が龍門の滝の名前の由来になっています。

↓龍門の滝↓

そして、その大蛇の正体を突き止めようと思った太平寺の和尚が、滝の上の大岩の四方にささ竹を建て、21日間にわたり祈りをささげたところ

突如として天が真っ黒な雲に覆われ、稲妻と大粒の雨が降り、甌穴の中から勢いよくすさまじい大きさの大蛇が姿を現しました。

この大蛇は太平寺の仁王門の屋根に巻き付き、ぐるぐると七周半も巻いた後、棟に鎌首をおいたと言い伝えられています。

↓太平寺仁王門↓

龍門の滝から仁王門まで、高低差を考慮してゆうに100m以上はあると思いますが

なんと巻き付いた蛇の胴体はまだ穴から出きっていなかったということです。

それ以来、この伝説にちなみ滝は龍門の滝と呼ばれるようになったと言います😊

ちなみに、先ほどお話しした日本昔ばなしの姫と白蛇というお話では、

お寺へと入っていく娘のことが気になりついていったおばあさんが観音堂をのぞいてみると

そこにはその娘ともう一人別の女性がおり、おばあさんの存在に気付いた女性は白い大蛇となって娘を守るように巻き付いていた

というシーンがありました。

これは、もともとあった蛇姫伝説と、この大蛇伝説を合わせたかのようでもあるお話なので、面白いなと感じました😊

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御朱印

太平寺の御朱印です。

なお、太平寺にはご住職様はおらず、宇都宮市の宝蔵寺にていただくことが出来るそうです。

なお、太平寺は下野三十三観音霊場の第十一番札所にもなっています。

境内紹介

太平寺の境内をご紹介させて頂きます。

太平寺の入り口は龍門の滝のすぐそばにるので、滝とあわせてご覧になってみてください😊

石段を登ると、大蛇が巻き付いたという伝説が残されている仁王門があります。

この門に飾られているおおわらの奉納は、足腰・旅路の祈願とされています。

門を守る仁王は江戸時代中期に造られたものだそうで、眼光鋭くとても迫力がありました。

門をくぐると、その先に太平寺本堂があります。

↓太平寺本堂↓

この本堂と先ほどの仁王門は、1725年に建てられたとても貴重な建物です。

なお、ここ太平寺では木造千手観音菩薩立像が栃木県の文化財に指定されており

本堂・仁王門・仁王像などが那須烏山市の文化財に指定されています。

そして、この本堂前の通路を右手に進むと、先にご紹介した蛇姫様のお墓があります。

また、境内には県の名木百選にも選ばれている樹齢200年のカヤの大木もありました😊

蛇姫伝説と大蛇伝説の残る太平寺。

11月の中旬に足を運んでみると、境内に生えたもみじの葉が色づき初めて綺麗でした。

気になる方は是非足を運んでみてください😊

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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