栃木県小山市
『城山公園』
小山市にある城山公園は、かつてこの地を治めていた小山氏の居城・祇園城跡であり
現在は公園として整備・開放され、桜の名所・花見スポットとして親しまれています😊
↓城山公園入口↓
公園のそばには思川も流れており、静かで緑豊かな城山公園はお散歩にもおすすめです。
こちらのブログでは、城山公園の園内の様子や、桜が咲く花見シーズンの園内もご紹介します。
[aside type=”boader”]【基本情報】
住所 | 栃木県小山市城山町1-1 |
駐車場 | 広い駐車場があります |
電話番号 水と緑の推進課 |
0285-49-3526 |
アクセス | マップを開く |
↓駐車場↓
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小山政光と祇園城
小山政光・寒河尼像
かつてこの場所にあった祇園城は、小山氏の祖として知られる小山政光が築いた城で、この小山政光は藤原秀郷の子孫としても有名です。
そして藤原秀郷とは、かつて朝廷への謀反を試みた平将門を討ち取り、当時の武門の最高名誉職とされる鎮守府将軍も務めた凄い人物。
また、藤原秀郷は全国一多い苗字の佐藤さんの祖先としても知られている人物で、現在は佐野市にある唐澤山神社にて祀られています。
↓唐澤山神社↓
そんな藤原秀郷の子孫の一人、小山政光がいつ生まれ、いつ亡くなったのかは今も不明ですが
この小山の地に移り住んだのが1150年頃のこととと言われていて、伝承によれば祇園城が築かれたのは1148年のことと伝えられています。
また、この小山政光の三男である朝光の母・寒河尼は、鎌倉幕府の初代征夷大将軍として有名な源頼朝の乳母を務めた人物の一人です。
そして祇園城は、中久喜城、鷲城とならび小山氏の主要な居城として知られていましたが
1576年に小山氏第18代当主の小山秀綱が北条氏に降伏して開城し、北条氏の北関東攻略の拠点となった後、1619年に廃城となりました。
桜が綺麗なお花見スポット
城山公園は、小山市の桜の名所として親しまれており、人気のお花見スポットです。
また、小山市内で開催されるおやま二千本桜まつりの会場の一つでもあり、祭りの期間中は夜になると桜のライトアップも行われます。
実際に桜の季節に園内へ足を運んでみると、沢山の方がお花見を楽しまれていました😊
なお、おやま二千本さくらまつりの過去の開催日程は以下の通りとなります。
[aside type=”boader”]おやま二千本さくらまつりの開催日程
- 2018年3月24日から4月22日
- 2019年3月21日から4月14日
- 2020年は開催中止
- 2021年は開催中止
次の開催日程は未定です。
[/aside]おやま二千本さくらまつりが気になる方は、是非期間中に足を運んでみてください。
園内紹介
小山城山公園は、小山駅西口を出て、正面の大通りを進んでいくと右側に入り口があります。
園内には、かつて祇園城のどの部分があったのかを示す看板が設置されています。
本丸跡、二ノ丸跡、曲輪の跡など、様々な場所に看板が設置されていますので、是非園内をお散歩しながら探してみてください。
そして、園内を奥へと進んでいくと、遊具などがある芝生の広場があります。
こちらにも桜の木が沢山植えられており、春には沢山の方がお花見を楽しまれていました。
名木百選のイチョウ
城山公園の大イチョウ
ここ城山公園にあるイチョウの大木は、県の名木百選にも選ばれている立派な大木で、秋になると綺麗に色づいた様子を見ることが出来ます。
栃木県小山市
— とちのいち (@tochinoichi) November 20, 2022
城山公園のイチョウです🌲✨
とちぎ名木百選の一本で
1803年の旅行記の中で既に
古木として紹介されています📝
こちらももう少しで
大変綺麗になりそうです😊 pic.twitter.com/Sej7SiSykS
このイチョウは200年前には既に古木で、祇園城落城の際にもあったと考えられており
落城の後、姫君の霊がイチョウの木に宿り、以降実を結ぶことがないという伝説も残されていて、実なしいちょうとも呼ばれています。
城山公園へ足を運ぶ際には、是非こちらのイチョウにも注目してみてください😊
最後まで読んで頂きありがとうございました。