栃木県真岡市
『長沼八幡宮』
銅鳥居・随神門・社殿など、数百年の歴史ある建造物が数多く残されており、その創建は今から約1200年前に遡る歴史ある古社です。
境内には山岳信仰と深い関わりのある日光二荒山神社や熊野神社といった末社もあり、彫刻も見事で真岡市の文化財に指定されています。
こちらのブログでは、長沼八幡宮の歴史や境内の様子をご紹介させて頂きます。
[aside type=”boader”]【基本情報】
住所 | 栃木県真岡市長沼1083 |
電話番号 | 0285-74-1787 |
駐車場 | 有 |
アクセス | マップを開く |
公式サイト | 公式サイトを見る |
公式Twitter | 長沼八幡宮【公式】 |
公式インスタグラム | 公式インスタグラムを見る |
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長沼八幡宮の歴史
長沼八幡宮は、795年に坂上田村麻呂が東夷征伐に功をなし、帰る途中、その武運の感謝のために鬼怒川沿岸に一社を造営し、誉田別尊を奉斎したのが始まりと伝わる歴史ある神社です。
その後1063年に、源頼家が石清水八幡宮を勧請し、1082年には源頼家が社殿を造営するなど、源氏により篤く崇敬されていたそうで、遠征の度に戦勝祈願や寄進がなされていたそうです。
また、元暦年間(1184-1185)には、下野国(かつての栃木県)の有力豪族小山政光の次男・宗政が長沼庄を拝領して城を構えて長沼氏を名乗り、長沼氏の守として鶴岡八幡宮を勧請します。
なお、小山政光は現在の栃木県小山市にあった祇園城を居城とした小山氏の祖として知られる人物で、その次男である宗政は長沼氏の祖となり、源頼朝や源頼家を主君とし活躍されました。
その長沼宗政を祖とする長沼氏は、室町時代には関東八屋形(関東地方において屋形号を称する事が許された有力な大名)のひとつに数えられ、その庇護のもと八幡宮も栄えたそうです。
境内の文化財
長沼八幡宮は、江戸時代初期には徳川家より社領を賜り、元禄年間(1688~1704)に現在の社殿が造営され、時を同じくして青銅鳥居も建立され、1787年には随神門が建立されました。
↓元禄年間建立の銅鳥居↓
↓1787年建立の随神門↓
↓元禄年間造営の社殿↓
社殿や随神門は真岡市の有形文化財に指定されており、銅鳥居は栃木県の文化財に指定されていて
その他にも、1746年建立の末社で、真岡市指定文化財になっている熊野神社や日光二荒山神社など、貴重な建造物が数多く残されています。
↓熊野神社↓
↓彫刻が素晴らしいです↓
龍の彫刻
長沼八幡宮では
- 随神門の先鋒の龍(神門の龍)
- 拝殿正面の中堅の龍(火炎の龍)
- 拝殿奥の大将の龍(欄間の龍)
の三つの龍の彫刻が、八幡大神様をお守りするように、直線状に配されています。
↓随神門の先鋒の龍(神門の龍)↓
↓拝殿正面の中堅の龍(火炎の龍)↓
江戸の名工により施されたというこれらの彫刻は大変素晴らしく、そして迫力があり、神門の龍・火炎の龍が描かれた御朱印もあります😊
随神門には随神様(随神像)とも呼ばれる門の神様が左右に並んでおり、片方は若く、片方は老人の姿をしていて、共に弓矢等を携えています。
こういった所にも是非注目しながら、歴史ある建造物をご覧になってみてください。
御朱印
長沼八幡宮の御朱印には、御成敗式目 ・火炎の龍・神門の龍の三種類の特別御朱印と
長沼八幡宮・千勝大明神(境内社)の二種類の通常御朱印があり、その他にも祭事などに合わせた特別御朱印などをいただくことが出来ます。
おはようございます🍀
— 長沼八幡宮【公式】 (@kinugawanosato) January 13, 2022
初春参拝のご案内
1月14日(金)
午前9時〜午後4時#初春参拝 #長沼八幡宮#苺 #お守り #御朱印帳#龍 #御朱印 #特別御朱印 pic.twitter.com/HgPjSiqhTV
御朱印の情報については公式サイトのこちらのページで詳しく紹介されていますので、気になる方は是非そちらからご覧になってみてください。
また、祭事などの際にいただくことが出来る特別御朱印については、長沼八幡宮様の公式インスタグラムや公式Twitterの情報が参考になります😊
境内の桜と銀杏の木
長沼八幡宮の参道はとても長く、かつては参道で流鏑馬も行われていたそうです。
↓長沼八幡宮参道↓
そして参道にトンネルを作るかのように、立派な桜の木が植えられていて、春になるとそれらが一気に咲いて大変綺麗になるそうです。
🌸桜がまさに見頃です🌸
— 長沼八幡宮【徒然】 (@Ichigonosato1) April 2, 2022
参道を眺めると、満開の桜に埋もれてしまったのか🤔と錯覚してしまいそうです😆
明日は新1年生の「勧学祭」を執り行います🎒
ランドセルを背負ったピカピカの1年生👦👧にふさわしい風景ですね😊✨#桜満開 #勧学祭 pic.twitter.com/4iUUyw3Q7Q
また、随神門のそばにある銀杏の木も幹が太く大変立派で、木の根元に立てられた看板には真岡市古木・名木と記されていました。
離れた位置から見るとこんなに立派なので、こちらに葉っぱがついて、秋になり黄色く色づいたら素晴らしく綺麗になりそうですね😊
最後に
こちらのブログでは、約1200年もの歴史がある古社で、源氏や長沼氏から大切にされた長沼八幡宮についてご紹介させて頂きました。
随神門や拝殿の龍の彫刻は本当に見事ですので、皆様も是非ご覧になってみてください😊
最後まで読んで頂きありがとうございました。