栃木県小山市
『橿原神社(かしはらじんじゃ)』
栃木県小山市羽川にある橿原神社は、日本の初代天皇として知られる神武天皇を御祭神としてお祀りしている神社です。
入り口の鳥居は、東京と栃木県日光市を結ぶ日光街道に面しており、通り過ぎやすい場所なので
神社の存在を知っていても、普段は中にまで入らない方も多いのではないかと思いますが
春には神社参道の両脇に綺麗な桜の花が咲き、本殿前にも立派な桜の花が咲く、小山市の隠れた桜の名所だと思います😊
こちらのブログでは、橿原神社の歴史や境内の様子について詳しくご紹介いたします。
[aside type=”boader”]【基本情報】
住所 | 栃木県小山市大字羽川429 |
電話番号 (薬師寺八幡宮) |
0285-48-0139 |
駐車場 | 有り |
アクセス | マップを開く |
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橿原神社の歴史
橿原神社のある小山市羽川では、もともと星宮神社が氏神様として長く崇敬されていましたが
その後1872年、敬神の念篤き氏子等が集い、九州の宮崎神宮より御神霊として神武天皇を勧請し、橿原神社と名を改めて創建したのがここ小山市の橿原神社の始まりだそうです。
その後は約150年に渡り、羽川駅・小金井宿・飯塚宿・半田村・三拝川岸村・川中子村・紫村・笹原新田村・国分村・柴村・荒井村・出井村
一駅・二宿・九ケ村の総鎮守として崇め祀られてきましたが、年月の推移や、組織改変等により、羽川郷の氏神となり、現在に至っています。
なお、小金井宿の宿とは宿場ということで、小金井宿は日光街道に設けられた宿場の1つ、江戸・日本橋から数えて14番目の宿場でした😊
まとめると、橿原神社は以前はかなり広い範囲の氏神様として祀られてきましたが、現在は羽川地区の守り神として落ち着いたようです。
1897年には汽車の飛び火により神殿が炎上し、現在の社殿は1914年に再建したもので
1972年には新幹線が東を通るため西に移転、大改築工事も行い、現在に至ります。
隠れた桜の名所
橿原神社の鳥居は日光街道に面しており、近くまで来ないと存在に気が付きにくいので、通り過ぎてしまう方も多いと思うのですが
鳥居から見える参道には綺麗な桜の花が咲いているので、春に鳥居の前を通ると気になる方も多いのではないでしょうか😊
車で向かわれる際には、Googleマップで『橿原神社 羽川公民館』と目的地を設定すると、本殿に近い場所まで案内していただけると思います。
ここ橿原神社は隠れた桜の名所で、参道脇には鮮やかなピンク色の花が咲く桜がずらり。
参道には燈籠も建てられ、風情があります😊
御朱印
小山市・橿原神社の御朱印です。
なお、御朱印は下野市の薬師寺八幡宮にていただけるそうですので、御朱印に関しては薬師寺八幡宮の方へお問い合わせください。
薬師寺八幡宮産の兼務社③栃木県小山市羽川の橿原神社産に参拝⛩
— そらいろ (@EItnbty8E7lgpHv) September 23, 2020
こちらの地域は星宮神社様が氏神様でしたが、氏子さんたちが宮崎神宮から御神霊を勧請して現在に至っています。
御朱印は薬師寺八幡宮さんで拝受。#御朱印 #橿原神社 #薬師寺八幡宮 pic.twitter.com/6XeP0BknFY
境内紹介
境内の様子を更に詳しくご紹介します。
桜のトンネルをくぐりまっすぐに歩いていくと、高い木々に囲まれ、参道は薄暗くなり、神聖な雰囲気に包まれています。
境内には、境内社として星宮神社・吉田神社・琴平神社・八坂神社などがあり、前述の通り星宮神社がもともとの氏神です。
燈籠の間を通り過ぎ、鳥居の方を振り返って撮影すると、結構な距離がありました😊
そして、この最後の燈籠の脇には、非常に立派な桜の木があり、静かに満開を迎えていました。
鳥居と参道の方に桜の樹があるのは知っていましたが、本殿の方にもこんなに立派な桜の樹が生えていたのですね。
日陰の中、光るように咲く桜が大変綺麗で、しばらく眺めていると、毎年楽しみにしているのであろうご近所の方にもお会いしました😊
そして後ろを振り返ると、1914年に再建されたという拝殿・本殿があります。
境内には羽川公民館があり、綺麗に清掃されていて居心地の良い神社でした。
ちなみに、栃木に橿原という地名はありませんが、奈良県に橿原市があり、そこにある橿原神宮が神武天皇を祀る神社としてとても有名です。
ですので、栃木で初代天皇を祀る橿原神社は、大変珍しいように思います😊
気になる方は、是非桜が見頃を迎えるころに足を運んでみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。