栃木県宇都宮市
『若竹の社 若山農場』
関東屈指の竹林の名所で、なんと東京ドーム5個分にもなる広大な竹林が広がっています😊
日によっては、日没後に竹林のライトアップも行われ、また違った雰囲気の竹林を観ることもできる人気の観光スポットです。
こちらのブログでは、若山農場の施設内の様子や、竹の種類などについて詳しくご紹介します。
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竹林の名所・若山農場の歴史
若竹の社・若山農場は、ここに住む若山家の御先祖様が、農産物を育てる場所としてこの地を切り開いたことがその起源で
若山家がこの地に移り住んだのは、なんと江戸時代初期の1670年のことだそうです。
しかしこの地には水がなく、日本人の主食である米作りを行うことが出来なかったことから
前々当主の代に始められたのが、現在の若山農場の礎となる竹と栗の栽培だったと言います😊
↓若山農場の栗園↓
それから親子三代にわたって農場が受け継がれ、現在の壮大な竹林が残されました。
これほどの規模の竹林が残されているのは、関東にも全国にもほとんどない竹林の名所です。
最近では、ドラマや映画、CMのロケ地としてもここ若山農場が使用されるようになり
るろうに剣心、キングダムといった作品のワンシーンが若山農場にて撮影されました。
背の低い竹・姫曙孟宗竹を作出
若山農場の現当主様は、ここ若山農場で作出された背の低い竹・姫曙孟宗竹を近代的な空間へと取り入れる活動に力を入れています。
この姫曙孟宗竹は、若山農場の先代当主様が長い年月を費やし作出した新品種で
従来の孟宗竹が10m以上に成長するのに対し、姫曙孟宗竹は最大で6m程度までしか成長しないことから管理をしやすいのがその特徴です。
↓姫曙孟宗竹↓
実は、竹は60年から120年に一度しか花を咲かせない特徴があることから、長い間品種改良は難しいものとされていましたが
先代当主様の、50年にも及ぶ長きにわたる努力の末に品種改良に成功し、この背の低い竹・姫曙孟宗竹が誕生しました。
最近では東京のビル街でも、涼やかに揺れる竹を目にする機会がありますが、その多くがこの姫曙孟宗竹なんだそうです😊
施設紹介
受付・直売所
若山農場の受付です。
直売所となっている店内では、農場で獲れた栗を使ったお菓子や筍の水煮、竹細工製品などのお土産品が販売されています。
栗園
農場に入りまず初めに通るのが栗園です。
こちらの栗園では、秋になると栗拾いのイベントも行われます。
若山農場で販売されているお菓子・御栗は、この栗園で採れた実を使用して造られています。
真竹・淡竹(黒竹)
栗園のそばを歩いていくと、左手に真竹・淡竹が生えています。
孟宗竹
栗園を抜けた先に、孟宗竹の竹林があります。
金明孟宗竹
孟宗竹の竹林を歩いていくと、その奥に見えてくるのが金明孟宗竹です。
深い緑色の孟宗竹と異なり、日光に照らされるとまさに全体が金色に見えます。
亀甲竹
亀甲竹は亀の甲羅のような模様が特徴的な竹で、育つにつれて自然と穴が開いてしまうこともある少し変わった竹です。
ドラマ・水戸黄門では、水戸光圀の持っている杖にこの亀甲竹が使用されています😊
姫曙孟宗竹
50年の歳月をかけて産み出された、孟宗竹に比べてスマートで背の低い竹です。
この姫曙孟宗竹の竹林の中を、色鮮やかなキジが歩いていました😊
竹林では抹茶を販売
茶屋は営業日が決まっていますので、詳しくは公式サイトをご覧頂くか
直接施設の方へお問い合わせして頂き、ご確認頂きますようお願い致します。
竹林の途中には茶屋があり、そちらでは竹の器に入った抹茶をいただくことが出来ます。
一緒にいただくことが出来る栗のお菓子・御栗もとても濃厚な味わいで、風情ある竹林の中で頂く抹茶とお菓子は格別の味です😊
夜にはライトアップも!
ライトアップは営業日が決まっていますので、詳しくは公式サイトをご覧頂くか
直接施設の方へお問い合わせして頂き、ご確認頂きますようお願い致します。
日没後には竹林のライトアップも行われます。
昼間は鮮やかな緑色に見えていた竹林が日没後は真っ暗になり、その中でライトアップされている竹林はとても見ごたえがあります。
また、夜になると足元が暗くなるため、受付にて提灯の貸し出しを行っています。
竹林の中は夜になると本当に真っ暗で、ゆらゆらとひかる提灯の灯りがとっても綺麗です。
若山農場では、昼と夜どちらの時間帯で散策しても、きっと新しい発見に出会えると思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。