
栃木県芳賀郡芳賀町
『祖母井(うばがい)神社』
芳賀町東部に広がる祖母井地区を見守る位置に鎮座し、縁結びや健康と長寿にご利益のある神社として大切にされてきた神社です😊
本殿は芳賀町の社寺建築の中で唯一栃木県の文化財指定を受けている大変貴重なもので、彫刻が細かく鮮やかで迫力がありました。
こちらのブログでは、祖母井神社の歴史や御朱印、境内の様子をご紹介させて頂きます。
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【基本情報】
住所 | 栃木県芳賀郡芳賀町祖母井749 |
電話番号 | 028-677-0277 |
駐車場 | 有 |
アクセス | マップを開く |
公式サイト | 公式サイトを見る |
公式Twitter | 公式Twitterを見る |
公式インスタグラム | 公式インスタグラムを見る |
↓駐車場↓
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祖母井神社の歴史

祖母井神社は平安時代の1145年の創建と伝えられており、旧祖母井村の鎮守として崇敬を集め、大切にされてきた神社だそうです。
今なお田園風景が多く残る芳賀町であるからこそ、上空から祖母井神社の場所を確認すると、神社を起点に住宅街が広がっていて、そこからも古くから崇敬されていたことが分かります😊
神社では現在、彦火火出見命、須佐之男命、木花開耶姫命の三柱の神様が祭られておりますが、元々彦火火出見命・須佐之男命と木花開耶姫命は別の場所に祭られていたそうで
彦火火出見命と須佐之男命は村の北東隅の上の宮、そして木花開耶姫命は現地から東へ約600mの下の宮で祭られていましたが、1765年にその両方が現地へ遷され合祀されたそうです。
そして、その合祀により星宮三社と称するようになると、1873年に祖母井神社と再び改称され、場所・名前ともに現在と同じになりました。
ちなみに、元々木花開耶姫命をお祭りしていた下の宮があった場所には、姥ケ池という池があったそうで、この池の名前が祖母井という地名の由来になったと伝えられています。
姥が池があった場所は現在姥が池ロマン公園として整備されていますので、気になる方は是非そちらも行かれてみてはいかがでしょうか😊
ご利益

祖母井神社拝殿
祖母井神社にて祭られている三柱の神様には
それぞれ
- 彦火火出見命(縁結び)
- 須佐之男命(厄除け)
- 木花開耶姫命(健康と長寿)
といったご利益があるそうです😊
また、木花開耶姫命は、安産・子授け・女性守護の神様としても崇敬されており
富士山の噴火を鎮めた神様とも言われていることから、木花開耶姫命を祭る祖母井神社では富士塚が築かれており、そちらには足腰健康・病気災難除のご利益があるそうです。
川口松太郎氏ゆかりの神社

川口松太郎氏の句碑
川口松太郎氏は、2021年上半期で第165回を迎えた直木賞において、記念すべき第1回目の受賞者としても知られる著名な小説家であり、時代劇作家としても活躍された人物です。
川口松太郎氏は生前、こちら芳賀町祖母井に暮らしていたことがあるそうで、彼が残した自叙伝小説『破れかぶれ』においては、祖母井神社夏祭(祇園祭)の様子も描かれているそうです😊
川口松太郎氏が祖母井に住むきっかけとなったのが、代々祖母井神社の神官として仕えた北村家の北村形吾氏との出会いで、東京の学校で出会い、お互い文学好きであったことから意気投合。
その後、北村形吾氏を頼りに祖母井へやってきた川口松太郎氏は、形吾氏の兄・重樹師が経営する郵便局で電信技師として働くようになり、この頃に祖母井での生活を送っていたそうです。
しかしその後、北村形吾氏は若くして命を落としてしまい、昭和32年、川口松太郎氏がその墓参りのため祖母井に訪れた際に残した句を刻んだ句碑が、祖母井神社境内に残されています。
栃木県文化財の本殿

拝殿の後ろ側へ回ると、芳賀町の社寺建築の中では唯一栃木県の文化財に指定されているという、立派な本殿を見ることが出来ます。
神社には魔除けの意味で狛犬が置かれていると言いますが、こちらの本殿の装飾からもすさまじい魔除けのパワーを秘めているように感じられて、その装飾の凄さと迫力に感動しました。

こちらの本殿は、1770年にこの地の豪農であった横堀仙右衛門という方により寄進され、現市貝町に属する芳賀郡田野辺村の宮大工・永野仙右衛門という方により建造されたそうです。
そして彩色が現茨城県大洗町の水府礒浜に住んでいた人見岑春という方の手によるものだそうで、彫刻・彩色ともに素晴らしく、まるで彫刻に本当に命が宿っているかのようでした。
中でも注目すべきは左右の妻飾りに配されている翼を持つ飛竜の彫刻で、こちらは祖母井神社の神使であり、あらゆる厄難・災難・方難を排し、幸運へと導いてくれる存在だそうです。
↓妻飾りの飛竜↓

御朱印
祖母井神社の御朱印には、先ほどご紹介した飛竜の姿が描かれている御朱印や、季節でイラストが変わる御朱印もあるそうです😊
御朱印帳の情報も含め、詳しくは公式サイトや公式Twitterでもご紹介されていますので、気になる方は是非ご覧になってみてください。
⛩お知らせ⛩
— 祖母井神社 【公式】ウバガイジンジャ (@ubagaijinja3) September 3, 2021
9月4日(土)、5日(日)は、諸般の事情により
季節の御朱印・桔梗とコスモスは、書置きのお渡しとなります。
尚、御朱印・飛竜とヒマワリ🌻は、直書きの対応が
可能でございます。
本日は、不在ですが、お知らせまで🍀🍀🍀#季節の御朱印 #御朱印 #御朱印帳 #桔梗 #コスモス pic.twitter.com/LbdsvnJJJu
最後に

こちらのブログでは、芳賀町祖母井の鎮守・祖母井神社についてご紹介させて頂きました。
この他境内には、飛竜御柱・良縁むすびの占い石といった見所もありますので、是非そちらもご覧になってみてください。
↓飛竜御柱↓

また、祖母井神社は季節ごとに変わる花手水が綺麗なことでも人気で、以前お伺いした際には花と毬が浮かべられていて素敵でした😊

そして蝉が一番鳴く夏の暑い頃にお伺いさせて頂くと、拝殿の上の方まで上っている蝉の抜け殻を発見したのも、とても思い出深いです。

よいしょ、よいしょと頑張って上った姿を想像しながら、自分も頑張ろうと思いました😊
7月末の祖母井神社夏祭り(祇園祭)は、とちぎのまつり100選にも選ばれている大きなお祭りなので、機会があれば是非見てみたいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。