栃木県さくら市鹿子畑
『東輪寺』
東国花の寺 百ヶ寺の一つに定められている花の名所で、境内には30品種以上のハスの花が咲き、冬には爽やかな香りの蝋梅が咲きます。
田園風景に囲まれた静かな場所にあるお寺で、カエルの置物や、優しい表情のお地蔵様が迎えてくれて、心が癒される場所でした😊
こちらのブログでは、東輪寺の蝋梅や境内の様子をご紹介させて頂きます。
[aside type=”boader”]【基本情報】
住所 | 栃木県さくら市鹿子畑1117 |
電話番号 | 028-685-3836 |
駐車場 | 有 |
アクセス | マップを開く |
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醫王山 光明院 東輪寺
栃木県さくら市の鹿子畑という地域にある真言宗智山派のお寺で、過去に1624年の火災を含め幾度か火災に遭われており、現在の本堂は大正12年(1923)に建立されたものだそうです。
鹿子畑という地名が珍しいなと思い、由来を調べてみても分からなかったのですが、鹿子畑という苗字は栃木県や東京都に多く、地名として現存しているのはこのさくら市のみのようです。
さくら市には氏家という地名と苗字も残っておりますが、実は氏家氏は過去に宮城県の玉造郡へ下向した関係から、現在も宮城県北部にその氏家という苗字の方が多く残っているそうで
もしかしたら東京都に多い鹿子畑という方も、以前はこのさくら市の鹿子畑の周辺の地域に縁のあった方々なのかもしれないなと思いました😊
東国花の寺 百ヶ寺 栃木八番
さくら市の東輪寺は、関東1都6県の花の寺100カ所以上で組織されている『東国花の寺』の一つで、ハス、彼岸花、蝋梅(ロウバイ)といった花が咲く花の名所として親しまれています。
境内には現在約70本ほどの蝋梅が植えられているそうで、実際にお伺いさせて頂くと、冬の清々しい青空のもと、蝋梅が綺麗に咲き始めていて、辺り一帯が爽やかな香りに包まれていました。
また、蝋梅と同じ時期にフクジュソウも咲いており、春を感じられました😊
ハスの花は時期ではないので咲いておりませんでしたが、これから色々なハスが芽を出すのであろうハスの花壇・ハス池が沢山ありました。
前述の通り、東輪寺では30種類以上のハスの花が咲くそうで、お写真を拝見すると本当に綺麗なので、またハスの時期にもお伺いしたいです。
こんにちは(*^^*)
— のり (@q117k926) September 17, 2018
息子にドライバーを頼み♪さくら市東輪寺さんへ。東国花の寺百ヶ寺。
ご本尊は不動明王。本堂に上がらせていただきお参りしました
脇に薬師堂。古い味のある薬師三尊、十二神将が安置されています
「道の駅 きつれがわ」に寄って温泉に入ってきました♨️
JAF割引ありです( =^ω^) pic.twitter.com/vmX5OZSXGh
御朱印
東輪寺では不動明王を御本尊とされており、御朱印にも不動明王の文字が書かれております。
2021年8月 #東輪寺 さくら市#東国花の寺 こちらは是非蓮の花の見頃の時期に訪れるといいんでしょうね
— kenshi" (@xRX6bwQ4SSq0kvO) October 3, 2021
東国花の寺、栃木県は完遂しました
まだまだ道のりは遠いですが…#御朱印 pic.twitter.com/UIZRmCt7t4
右上に、東国花の寺 栃木第八番の文字も書かれており、東国花の寺の御朱印巡りをされている方も多くいらっしゃるみたいですね😊
ムクロジ(さくら市指定天然記念物)
東輪寺の参道に生えている大きな木は、お正月の遊びとして広く知られる羽根つきの羽の実がなるムクロジの木で、樹齢は400年といわれ、さくら市の天然記念物に指定されています😊
また、参道のベンチには羽根つきの羽子板と羽根が置いてあり、その羽の方には、しっかりムクロジの種子がくっついていました。
羽根つきはもうしばらくやった記憶がありませんでしたが、羽子板と羽根をみたら、久しぶりにやってみたい気持ちになりました😊
平和の鐘と広島原爆の残り火
東輪寺には、平和を願う3243名の方々の御浄財により建立された平和の鐘がある他、平成12年(2000年)に分灯を受けたという『広島原爆の残り火』が今も境内に灯り続けています。
栃木県さくら市の東輪寺に分灯されている広島原爆の残り火。 pic.twitter.com/jO3IjoNg58
— バク (@baku898989) September 13, 2014
参拝させて頂いた際には火に気が付かず、後からその存在を知り、そして広島原爆の残り火自体の存在も今回初めて知ることになりました。
広島に原爆が投下されたのは1945年のことですので、もう約80年ほどの歳月が経過しておりますが、広島原爆の残り火はなんと実際にその広島から福岡へ持ち帰られた方のものだそうで
当初は復讐のための火として、約20年にわたり誰にも教えることなく燃やし続けたそうですが、ベトナム戦争を境に、憎しみや怒りの連鎖では戦争はなくならないという思いへと変わり
23年後の1968年に福岡県の星野村役場に提供され、『平和の火』として保存されたその貴重な火が、東輪寺でも燃え続けているのです。
実際にこの火を守り続けてきた山本さんという方のエピソードについて、心の葛藤も含め更に詳しく紹介されているサイトもありますので、気になる方は是非調べてみてください。
改めて、戦争というものは本当に悲しい行為であると思いますが、それでも世界から戦争はなかなかなくならないので、今自分に出来ることはなんなのか、とても考えさせられます。
自分も今回初めてこの火の存在を知りましたが、この記事もきっかけに、平和の火の存在をもっと沢山の方に知って頂けたらと思います。
最後に
こちらのブログでは、栃木県さくら市の花の名所として親しまれる、東国花の寺 百ヶ寺の一つ、東輪寺の様子についてご紹介させて頂きました。
境内には大きなカエルの置物があったり、亀の置物があったり、そしてカラオケ地蔵尊など、柔らかい表情のお地蔵様なども並んでいて、とても和やかな気持ちで参拝させて頂きました。
また、心に刺さるような有り難いお言葉の書かれた小さな看板があちこちに見られ、自分の人生について見つめ直す良い時間でもありました。
皆さんも、心を落ち着かせたい時、そしてまたハスの花をはじめとする花の時期になりましたら、是非参拝されてみてはいかがでしょうか😊
最後まで読んで頂きありがとうございました。