獨鈷山普門院西明寺|益子町|笑い閻魔の御朱印も人気の古刹

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栃木県芳賀郡益子町

西明寺

正式名称はとっさんもんいん西さいみょう

益子町郊外に位置する獨鈷山の南斜面中腹に堂宇が建てられています。

真言宗豊山派の寺院であり、奈良時代の名僧行基菩薩によって開山されました。

坂東三十三観音霊場の第二十番札所、下野三十三観音霊場の十三番札所でもあり、笑い閻魔の御朱印も人気です😊

こちらのブログでは、獨鈷山普門院西明寺の歴史や境内の様子、そして御朱印やその種類などについてご紹介させて頂きます。

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【基本情報】

住所 栃木県芳賀郡益子町益子4469
電話番号 0285-72-2957
駐車場 25台
アクセス マップを開く
公式サイト 公式サイトを見る

↓駐車場↓

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目次

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西明寺の歴史

西明寺境内(楼門・三重塔・鐘楼堂)

益子町の西明寺は、737年に行基菩薩によって創建され、堂宇は古代豪族紀氏の血筋の人物と思われる紀有麻呂によって建立されました。

なお、寺の名前は山号・院号・寺号から成り立ちますが、西明寺のように普門院を称する寺は観音菩薩を本尊とするところが多く、西明寺では十一面観世音菩薩を本尊としています。

創建から約50年後の782年には、西明寺の管轄する坊の数は12にもなり隆盛を極めたものの

1127年に兵火の被害に遭ってしまい、堂・塔・そして12坊とも全て消失。

これが再興されたのは、それから約50年がたった1178年のことでした。

西明寺参道

その後は、九州平定に尽力した宇都宮景房による本堂の修理、鎌倉幕府第5代執権を務めた北条時頼により七堂伽藍が再興されましたが、1361年に再び兵火の被害にあいます。

現在西明寺で見られる堂宇はこの後に建立されたもので、主な堂宇は1394年に益子直勝が再建、1492年には楼門が建立され、1538年には三重塔が建立されました。

1701年に大改修が行われてほぼ現在のかたちとなり、1714年には閻魔堂が建立され、1722年には鐘楼が再建されて今に至ります😊

まとめると、楼門、三重塔、本堂、そして閻魔堂といった建物は300年以上の歴史を誇るもので、国・県・町の文化財に指定されています。

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御朱印

西明寺では通常の御朱印の他、笑っている閻魔様が描かれている御朱印もあり人気があります。

閻魔様の御朱印は全て手書きだそうで、御朱印をいただきたい場合には、事前に連絡を入れて確認をしておいた方が良いそうです😊

御朱印の種類は、坂東三十三観音二十番札所御朱印、下野三十三観音十三番札所御朱印、御詠歌御朱印、下野七福神布袋尊御朱印、笑い閻魔片面御朱印、笑い閻魔両面御朱印などがあります。

境内紹介

益子町・西明寺の境内の様子をご紹介します。

駐車場に車を停めると、近くには休憩所と、益子町の天然記念物にも指定されている立派なクスノキの巨木があります。

大きく2つに分かれたこちらのクスノキは、西明寺の住持良泉和尚の誕生を記念して和歌山県の高野山から実を持ち帰りまいたものとあります。

実から育ててここまで立派な大木に育つというのは素晴らしいですね😊

いつまかれたものかはわかっていないということですが、樹齢数百年はたっていそうです。

なお、どうしてここで高野山がでてくるかというと、高野山は真言宗の開祖である弘法大師によって開かれた日本仏教の聖地なのです。

ここを通り過ぎ、休憩所を通り過ぎた場所から、西明寺の本堂へと続く階段があります。

この参道石段の周囲2km以上にわたり広がっている椎林は、西明寺のしいりんそうとして県の天然記念物に指定されています。

アラカシ、シラカシ、ウラジロガシ、アカガシといった、県内で見られるほとんどのカシ類の植物がここで見られるそうです。

長い年月の流れを感じさせる、益子町の豊かな自然に囲まれながら石段を進んで行くと、西明寺の楼門が見えてきます。

↓楼門↓

1492年建立の楼門は、国指定の重要文化財。三間一戸楼門入母屋造で、茅葺の屋根がなんとも見事で存在感があります。

そして、この石段をあがって左手にあるのが西明寺の三重塔。1538年の建立で、こちらも国指定の重要文化財です。

↓三重塔↓

和様、折衷様、唐様の三様式。とても安定感のある美しいたたずまいです😊

楼門をくぐると、右手に閻魔堂弘法大師堂があり、正面には本堂があります。

↓閻魔堂↓

↓弘法大師堂↓

閻魔堂、弘法大師堂ともに茅葺の屋根で、閻魔堂には笑い閻魔像が安置されています。

そして、正面に見られる本堂は、二度目の兵火の被害の後、1394年に益子直勝が再建したもの。

↓本堂↓

近くで見るととても大きく、こちらも非常に歴史を感じられる建物です。

本堂内部にある仏像を安置するための厨子は国指定の重要文化財に指定されています。

この本堂のすぐそばには、樹齢800年を超えるこうやまきの巨木が立っており、とちぎ名木百選に選出されています。

↓本堂とその奥に見えるこうやまき↓

このこうやまきは、1209年に宇都宮景房が本堂修復の際に記念として植えたものであり

和歌山県の高野山に多いことから、こうやまきと命名されているそうです。

関東では、ここまで大きな大木になることは珍しいそうですので、是非、近くに立ってこうやまきのパワーを感じてみてください。

以上、西明寺についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたか?😊

獨鈷山普門院西明寺は、堂宇に見られる茅葺の屋根が何とも風情のある名刹ですので、気になる方は是非足を運んでみてください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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