栃木県小山市
『思川桜堤』
栃木県小山市を流れる一級河川、思川沿いの土手に植栽された思川桜からなる桜堤です。
なお、白鴎大学大行寺キャンパスのそばにも思川桜堤と呼ばれている場所がありますが
小山市間々田にも思川桜堤と呼ばれている場所があり、そちらも大変綺麗なんです😊
こちらのブログでは、小山市間々田の思川桜堤や思川沿いの桜の風景をご紹介します。
[aside type=”boader”]【基本情報】
住所 | 栃木県小山市間々田2802 |
アクセス | マップを開く |
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思川桜
淡紅色の可愛らしい花色が特徴的な思川桜は、1954年に、小山修道院で発見された栃木県小山市原産の桜の品種です。
十月桜の突然変異によって誕生したものだそうで、小山修道院のそばを流れる思川にちなみ、思川桜と命名されました。
遺伝子解析を行った結果によると、思川桜は十月桜と染井吉野が交雑して誕生した桜であると推定されているそうです😊
なお、その母体である十月桜は豆桜と江戸彼岸の交雑で誕生し、染井吉野は大島桜と江戸彼岸が交雑した品種であることから
思川桜は、江戸彼岸、豆桜、大島桜の三つの遺伝子を受け継ぐ品種だそうです。
開花・見頃
思川桜は十月桜と染井吉野の雑種とお話ししましたが、開花・見頃の時期は、染井吉野より一週間ほど遅れるのがその特徴の一つです。
そのため、染井吉野の開花は3月下旬、見頃は3月末あたりですが、思川桜は4月初め位に開花し、上旬から中旬にかけて見頃を迎えます。
ちなみに、こちらのブログでご紹介している写真は、4月2日~7日にかけて撮影したものですので、そちらも参考にしてみてください😊
桜の里親制度
栃木県小山市では、市民の方々が思川桜の里親となって、市内の色々な場所に桜の木を植える桜の里親制度という取り組みが行われています。
特に思川沿いには沢山の思川桜が植えられていて、その木のそれぞれに、どなたが何の為に植えたのかが記された札が取り付けられています。
例えば、お孫さんやお子さんの誕生記念であったり、結婚○○周年を記念して植えられている方など、色々な方がいらっしゃいました😊
こちらのページでは、これまでに思川桜が小山市のどこへ植栽されたのかが分かる詳しい地図が紹介されていますので、気になる方は是非ご覧になってみてください。
なお、平成28年3月末までに、計1910本もの思川桜が桜の里親制度によって植栽されたそうで、市内の色々な場所に思川桜並木があります。
思川桜堤
小山市の間々田地区には、土手沿いに沢山の思川桜が植栽されている思川桜堤と呼ばれる地域があり、本当に沢山の思川桜が植栽されています。
思川桜は、染井吉野から一週間ほど遅れて咲き始める特徴があり、今ご紹介している写真は4月2日に撮影したものです。
花弁は6~10片ほどで、花の色はピンクに白を混ぜたような淡紅色🌸
そして思川桜堤では、思川桜と一緒に菜の花も咲いているので、ピンクと黄色でとても色鮮やかな光景が広がっています😊
意外と知らない方も多いかもしれない穴場スポットだと思いますので、小山市に住んでいる方は是非ご覧になってみてください。
田植えの季節
写真を見てお気づきになった方も多いかと思いますが、思川桜堤は、思川と土手を挟んで反対側の田園風景を囲うようにして植栽されています。
桜の季節が終わり、5月に入る頃、こちらでも田植えの作業が始まるのですが、その時の様子も大変綺麗なんです。
土手の上から見る風景も綺麗ですし、下から見ても綺麗で、この時期のお散歩も最高です😊
日が暮れてくると、まるで海に来たかのような美しい光景へと変わります。
田んぼの水に冷やされた風はとても気持ちが良くて、ずっとここにいたい気分でした。
新間中橋~川の一里塚
思川桜堤のある場所から、思川沿いをずっと北東へ進んで行くと新間中橋があり
そこからまた約1.5kmほど先にある川の一里塚まで、思川桜が植栽されています。
なお、思川桜堤~新間中橋~川の一里塚までの総距離は約3.3kmです😊
新間中橋~川の一里塚までの区間も歩いてきましたので、その様子を写真でご紹介します。
思川桜の開花・見頃の時期に何度かお散歩したのですが、この時は清々しい青空が広がっていて、思川桜も大変綺麗に見られました。
そしてこちらにも田園風景、本当に思川沿いの土手は歩いていて気持ちが良いです。
しばらく歩いていくと、奥に川の一里塚(石ノ上橋)が見えて来て、その橋を渡ると右手に小山総合公園があります。
実は小山総合公園沿いにもまた思川桜が植栽されているので、本当にこの道沿いには沢山の思川桜が植栽されています。
↓写真右手が小山総合公園駐車場↓
春のお散歩コースにはピッタリだと思いますので、気になる方は是非歩いてみてください。
思川桜堤~新間中橋
先程、思川桜堤~新間中橋~川の一里塚までのうち、思川桜堤の様子と、新間中橋~川の一里塚までの風景をご紹介しました😊
その途中、思川桜堤~新間中橋までの区間は桜は植栽されていないのですが、思川が近くを流れていて、こちらも大変綺麗です。
また、キジがいたり、たぬきがいたり、なんときつねまで見かけたこともあり、今までに素晴らしい出会いが沢山ありました。
特に夕焼けの時間帯がとても綺麗で、空が綺麗になりそうな日によく歩きに行きます😊
空気が綺麗に澄んでいるときには、なんとこの土手から富士山まで見えることもあります。
↓左前方に見えるのが富士山↓
改めて、小山市は素晴らしい場所だなと思える、美しい風景に出会える場所なので、気になる方は是非お散歩してみてください😊
最後に
こちらでは、思川桜堤の様子や、その周辺の思川沿いの風景についてご紹介させて頂きました。
思川沿いを歩いていると、富士山が見えたり、日光連山が見えたり、空が夕焼けに染まったりして、本当に景色が良くて気持ち良いです😊
なお前述の通り、白鴎大学大行寺キャンパスの方にも、思川桜堤と呼ばれる思川桜並木のお花見スポットがあります。
4/8 10時台の「みっけ隊が行く!」
— おーラジ【公式】 (@o_radi_775) April 8, 2021
は、白鴎大学大行寺キャンパス東側
思川桜堤から😊こちらには約80本
の思川桜が桜🌸のトンネルを作って
います!中央には四阿(あずまや)が
あり、散歩途中の休憩などに便利👍 pic.twitter.com/SZlpcnfj6x
ふんわりとした薄いピンク色の思川桜はとても綺麗ですので、また春になりましたら、皆さんも是非お花見に出かけてみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。