
栃木県真岡市
『中村八幡宮』
永承年間(1046-1052)に、源義家が前九年の戦いを前に京都・石清水八幡宮にて戦勝祈願を行った後、北関東に八社の八幡宮を祭祀したうちの1つとされている神社です。
とても厳かな雰囲気の神社で、普段はひっそりとしていますが、秋の例大祭では流鏑馬が行われ、参道には多くの方が訪れます😊
こちらのブログでは、中村八幡宮の歴史や境内の様子についてご紹介させて頂きます。
[aside type=”boader”]
【基本情報】
住所 | 栃木県真岡市中560 |
電話番号 | 0285-82-3085 |
駐車場 | 広い無料駐車場があります |
アクセス | マップを開く |
↓駐車場↓
[/aside]
\ 今人気の商品はこれ! /
中村八幡宮の歴史

中村八幡宮の狛犬
真岡市にある中村八幡宮は、西暦676年に、天武天皇の勅令により民衆安寧祈願のため諸国に造られた神社の一つと伝えられています。
その後約400年の時が流れ、永承年間には、源義家が石清水八幡宮にて前九年の戦いを前に戦勝祈願を行い、北関東に八社の八幡宮を勧請。
こちらの中村八幡宮はその八社のうちの一つとされており、この八社は八八幡と称され広く知られるところとなったそうです。
なお、前九年の戦いとは、源義家の父・源頼義が率いる朝廷軍と、東北で権力を持っていた安倍一族との11年間にわたる戦いのことを言います。
源義家(八幡太郎義家)
源義家は、後に鎌倉幕府を開いた源頼朝や室町幕府を開いた足利尊氏などの祖先に当たる人物で
武神・八幡神の申し子として、八幡太郎義家と呼ばれるようになります😊
その後、子孫にあたる源頼朝も先勝祈願からこの中村八幡宮を何度も訪れており、1193年には三十三丁の圭田を寄進したそうです。
秋の例大祭と流鏑馬
中村八幡宮は、毎年9月15日に行われる秋の例大祭が人気で、太々神楽や神輿渡御、抜刀術大会とあわせて、流鏑馬の奉納も行われます。
例大祭の当日になると、境内には屋台なども並び、神輿渡御も大変迫力がある、地元住民から親しまれている人気のお祭りです😊
流鏑馬においては、馬に乗った何人もの射手が、太鼓の音に合わせ、長い参道を馬で駆け抜けながら的をめがけて矢を放ちます。
今日は中村八幡宮神事流鏑馬!
— 大和ホースパーク (@yamatohorsepark) September 16, 2018
大和ホースパークからは馬5頭
射手4名が参加しました👍 pic.twitter.com/YXE36z5T3i
こちらの流鏑馬は、江戸時代に当時仙台藩主を務めていた伊達吉村が、参勤交代の折に中村八幡宮へ神馬を奉納したところ
その後の例大祭で、若者が弓の腕を競うようになったのをきっかけに始まったものだそうです。
当日は沢山の方が境内を訪れますので、気になる方は是非足を運んでみてください。
御朱印
中村八幡宮の御朱印です。
御朱印に流鏑馬のスタンプが押されています。
◆栃木県真岡市 中村八幡宮
— さくら ▸▸▸御朱印ツイート激減中 (@Mlwgoahky2E2XJb) July 27, 2019
ツイ友さんのツイをみて初参拝です⛩
ナビがわざわざ細い道を案内した挙句、田んぼの中で案内終了💧
かなり焦りました(T ^ T)
なんとか無事に素敵な御朱印を拝受しました🙏🏻✨ pic.twitter.com/R4jaxfz9qU
境内紹介

中村八幡宮の3つ目の鳥居
中村八幡宮の境内を紹介します。
まず、駐車場から神社の方へ進むと、中村八幡宮の3つ目の鳥居がある場所へと到着します。
神社の2つ目の鳥居がある方を見てみると、境内がとても広く、参道脇には沢山の大木が立ち並んでいることがわかります。

こういった神社の境内を囲うように密生している木々のことを社叢といい、中村八幡宮の社叢は栃木県の天然記念物に指定されています。
3つの鳥居をくぐると正面に拝殿があり、そのそばには、中村八幡宮の御神木であるケヤキの大木がそびえ立っています。
↓中村八幡宮拝殿↓
(1461年建立)

↓拝殿とケヤキの大木↓

このケヤキの大木は、中村八幡宮にて戦勝祈願を行い、1189年の源頼朝による奥州征伐に従軍した当時の領主中村常陸介宗村が、そのご神恩に感謝して植樹されたもので、樹齢は約800年。

この戦いで功を挙げた中村常陸介宗村は、その後奥州伊達郡の地頭職を授かり伊達に移住し、その後伊達氏の祖となりました😊

なお、拝殿は真岡市指定の文化財で、本殿は真岡市内ではもっとも大きなものだそうです。
伊達氏と深いつながりのある中村八幡宮は、その後代々の伊達家当主によって社殿の造営や修理などが行われてきたといいます。

現在この境内にある建物は、どれも年季と歴史を感じられるものばかりで、神聖な空気と時間が流れる静かな名社でした。
↓太々神楽が奉納される神楽殿↓

この他、普段は非公開となっていますが、14世紀中頃に造られたものとされる、檜を使用した木造の狛犬が栃木県の文化財に指定されています。
以上、八幡太郎義家や、伊達氏にもゆかりのある中村八幡宮について詳しくご紹介しました。
気になる方や、真岡市へお越しの際には、是非参拝に訪れてみてください😊
最後まで読んで頂きありがとうございました。