栃木県内の下野市、栃木市、小山市、上三川町、そして壬生町には、これまでに数十を超える古墳があることが確認されており
それらの古墳は、6世紀から7世紀にかけて造られたものであると考えられており、総じてしもつけ古墳群と呼ばれています😊
その中でも、特に栃木県の壬生町には沢山の古墳があり、形が良好に残されています。
そこでこちらのブログでは、壬生町壬生甲周辺にある4つの古墳をご紹介させて頂きます。
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車塚古墳
壬生町の車塚古墳は、古墳時代終末期につくられたものと推定されている円形の古墳で、二重目の堀を含めた古墳の全長は135mにも達します。
近くまで行くと堀の跡がしっかりと確認でき、良好な状態で残されていることが分かります😊
墳丘の南側には、凝灰岩の一枚岩を使用した横穴式石室が開口しており、こちらは江戸時代には既に開口していたそうです。
なお、こちらの凝灰岩は宇都宮市の大谷地方で採掘される大谷石であり、大谷石は今から1500年ほど前には既に使われていたのですね。
大谷石は軽くて柔らかいことから加工しやすく、耐湿性・耐火性・蓄熱性にも優れていることから、今も幅広い用途で用いられています😊
牛塚古墳
先ほどご紹介した車塚古墳のすぐそばには、牛塚古墳というもう一つの古墳があります。
こちらの牛塚古墳は、帆立貝型の前方後円墳と呼ばれており、古墳を上空から見てみると帆立貝のような形をしているそうです😊
愛宕塚古墳
壬生町の愛宕塚古墳は、綺麗な形の前方後円墳で、上の写真に写っている鳥居はその前方上部に鎮座している愛宕神社のものです。
車塚古墳と同様に二重目の周溝があり、それを含めた古墳の総全長は120mに達します。
なお、愛宕神社は1694年に、当時壬生城主を務めていた松平輝貞が壬生城の鬼門除けとして建立したものと伝えられているそうです。
背の高い木々に守られており、とても神聖な空気を感じられる場所でした。
吾妻古墳
吾妻古墳は、先にご紹介した3つの古墳より、少し南に移動した場所にある古墳です。
こちらの吾妻古墳は栃木県内最大の前方後円墳であることが確認されているとても貴重な古墳で、周溝を含んだ総全長は162mにもなります。
石室は前方部の先端あり、石室の玄門石と天井石が壬生城址公園内に移設されています。
↓吾妻古墳の玄門石↓
なお、吾妻古墳の玄門石と天井石は栃木県の有形文化財に指定されています😊
最後に
こちらのブログでは、壬生町壬生甲周辺にある4つの古墳をご紹介させて頂きました。
なお、牛塚古墳から北へ進むと、長塚古墳、亀の子塚古墳、桃花原古墳、茶臼岳古墳、富士山塚古墳などから成る羽生田の古墳群があります。
羽生田の古墳群の富士山古墳では、過去に国内最大級の家形埴輪が出土しているそうです😊
このように壬生町には色々な古墳がありますので、是非足を運んでみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。