栃木県栃木市藤岡町
『藤岡神社』
かつて独立した地域として存在していた藤岡町の総鎮守として大切にされた神社で、けやきの大木はとちぎ名木百選に選出されています😊
境内にある鳥居や社殿、狛犬などから大変歴史が感じられ、辺り一帯がとても静かな場所なので、境内は厳かな空気に包まれていました。
こちらのブログでは藤岡神社の歴史や、境内の様子をご紹介させて頂きます。
[aside type=”boader”]【基本情報】
住所 | 栃木県栃木市藤岡町藤岡3976 |
アクセス | マップを開く |
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藤岡神社の歴史
藤岡神社は天慶3年(940)の創立と伝わる歴史の古い神社で、六所大明神、紫岡神社(1821頃)といった名称と経て、明治8年(1875)に藤岡神社と改称されて現在に至るそうです。
藤岡神社のある栃木市藤岡町は、かつては下都賀郡藤岡町という独立していた地域でしたが、2010年に栃木市・大平町・都賀町と合併したことにより、新しい栃木市の一部となりました。
また、藤岡町は元々1889年に藤岡村から藤岡町になった経緯があり、それ以前の記録は分からないのですが、1821年頃に藤岡神社が紫岡神社と呼ばれていたのが何故なのか気になります😊
なお、藤岡神社の御祭神は、伊弉諾尊・伊弉冉命・天照皇大神・月読命・天児屋根命・天宇受売命の6神様を奉斉されています。
四つの鳥居と沢山の狛犬
藤岡神社は古くから周辺地域の総鎮守として崇敬される存在であったようで、後々気が付いたのですが、境内には沢山の鳥居や狛犬が並んでいたことからも大切にされていたことが窺えます。
↓けやきのそばに立つ鳥居と狛犬↓
上の写真に写る鳥居は藤岡神社の二つ目の鳥居で、一つ目の鳥居は二つ目の鳥居がある場所から約600mも手前にありました。気になる方はこちらのストリートビューからご確認ください。
後々数えてみると、一つ目の鳥居から約600m先に、二体の狛犬①、二つ目の鳥居、二体の狛犬②、三つ目の鳥居、四つ目の鳥居、二体の狛犬③、二体の狛犬④、そして拝殿となっており
↓拝殿と狛犬③④↓
また、拝殿・本殿の後ろの常宝殿の前にも二体の狛犬⑤がいたので、合計すると計五対十体の狛犬が藤岡神社の境内をお守りしていました。
↓常宝殿と狛犬⑤↓
もしかすると見落としもあるかもしれないので、また詳しく見に行きたいです😊
とちぎ名木百選のけやき
藤岡神社の二つ目の鳥居の左右には、推定樹齢が約400年とも言われる大変立派なけやきの大木があり、とちぎの名木百選に選出されています。
間近で見ると本当に素晴らしい存在感で、神社を正面に見て左手のけやきの根本には、小さな動物が入れそうなほどの穴があいており、約400年という長い年月を物語っているようでした。
また、神社を正面に見て右手にある方のけやきはより根本が露出しており、表皮の剥がれも相まって、年季が際立っているように感じました😊
なお、こちらのとちぎ名木百選のけやきの根元に立つ狛犬が境内で一番古いものだそうで、約200年前の寛政年間に奉納されたものだそうです。
最後に
こちらのブログでは、栃木県の藤岡町の総鎮守神として崇敬されてきた藤岡神社について、境内の様子などをご紹介させて頂きました。
普段は無人の神社であり、周辺一帯も大変静かな場所なので、参拝をさせて頂いた際も大変静かな雰囲気の中での参拝だったのですが
ご近所の方であったり、普段から参拝されているような方が参拝に訪れていて、今でも多くの方から崇敬されていることが感じられました😊
また、藤岡神社について調べてみると、藤岡神社遺跡という情報が出てきました。
藤岡神社遺跡は藤岡神社一帯の藤岡台地から発見された縄文時代中期~後期にかけての遺跡だそうで、土偶やイヌ形の土製品なども数多く見つかっており、国の重要文化財となっています。
とてもユニークで可愛らしく、こちらのページなどからそのお写真などを拝見できますので、気になる方は是非ご覧になってみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。